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ショーシャンクの空にのmayuのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.9
いつか見直したいと思っていた。生きる希望を与えてくれる名作。原作はスティーブンキング。気づけば30年前の作品だったとは驚く。希望を持ち続けどんな理不尽にあっても信念をもち、絶対にあきらめなかった人の話し。他の囚人のためにも地道に動く彼は、人生を諦める仲間らに希望を持つことの意義、自由の素晴らしさを伝えていく。励ましたかった一心なのだろう。

そして、時代が変われど終身刑で何十年も刑務所に入っていた人が社会復帰することの難しさは今も変わらないだろう。その点でもいろいろ考えさせられた。

何よりモーガン・フリーマンが演じたレッドの最後の仮釈放面談のシーン。彼がここで話したことが作り手からの深いメッセージだと感じた。レッドが本当の意味で自分の罪と向き合い、その後悔の念と共に生きていく覚悟をもったことがわかる発言だった。

▪️私の中の名言
・希望は素晴らしい、何にも替え難い
・音楽は決して人から奪うことはできない
・選択は2つだけ、必死に生きるか、必死に死ぬか
・主の裁きは下る、いずれ間もなく

主演のティム・ロビンス&モーガン・フリーマンがとにかく良い。特にモーガン・フリーマンの表情の微妙な変化などが素晴らしく作品にどんどん引き込まれた。定期的に見直したい作品。
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