Moriuchi

ショーシャンクの空にのMoriuchiのネタバレレビュー・内容・結末

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

🎥
Amazonプライムで約30年ぶりに再鑑賞。

野外の作業時に(主人公の『活躍』のおかげで)皆でビールを飲むシーンがあるのですが、それが素晴らしく素敵でした。主人公(ティム・ロビンス)だけは、
「酒はやめたんだ」
と言って飲まないところが、また、いいんです。

映画の話から脱線しますが、昨夜、僕はあるミーティングに参加しました。詳述はしませんが、旧知の仲間の一人の親切に触れました。優しい人なんですよね、その人(僕より少し上の男性です)。感謝しましたね、ホント。(……詳述しないと、『なんのこっちゃねん?』というリアクションにならざるをえないだろうけど)
同じ夜に、その仲間からいただいたバウムクーヘンを抹茶オレで流し込みながら、この映画をたまたま(およそ30年ぶりに)見直したんですよね。
で、前述のシーンを見ながら、
「いいな、仲間って」
と感じ入りました。
ところで、「友」と「仲間」の違いって何なんでしょう?
僕の中では「明確に感覚的に」この人は友、この人は仲間、っていうふうに分けられるのですが、どっちが上下(うえした)ってことではないです。言わずもがな、両方大事。
あなたにとっての「友と仲間の違い」もいつか聞かせてください(って、誰に語りかけてるのか)。
ちなみに、本作の中で、モーガン・フリーマンは、ティム・ロビンスに向かって、
「おまえは友達だ」
って言ってます。

老いた囚人が仮釈放された後に社会に適合できず、哀しくも自死する挿話で胸が締め付けられた直後に、図書館から中古本が寄贈されるシーンへと続いていきます。このように、起伏の付け方が抜群のシナリオなんです。
「今度は、週に二通(手紙を)書く」
の台詞には思わず声を上げて笑ってしまいました。

「フィガロの結婚」のシーンもよかった。逆に、胸が痛くなるシーンも幾つもありました。
そして、怒涛のラスト30分には痺れっぱなし……。
「映画っていいなぁ」を強く実感させてくれる名作でした。30年ぶりに観て大正解。30年後に3回目の鑑賞ができるといいな。⁡
Moriuchi

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