ビリケン

ショーシャンクの空にのビリケンのレビュー・感想・評価

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)
5.0
これぞ、名作!!
最高に泣けるヒューマンドラマ作品!!

内容を覚えてなかったので5年ぶりぐらいに再視聴したが、なぜ忘れたのかと思うほどドストライクの作品だった!!

妻殺しの冤罪によって終身刑の判決を受けた銀行員のアンディーが脱獄を図る物語。
キーワードは「時間と希望」。
物語はアンディーが脱獄を果たすまでの約20年間がメインであるが、失われた20年間の描写はとても衝撃だった。

舞台は1947年。劣悪な刑務所の環境下では何十年もその場所から抜け出せず、人生の大半を過ごす者も多くいた。
長い時間刑務所にいると「希望」も持てず、仮釈放されシャバに出られることの恐怖で、老人のトニーは自殺を図った。
レッドはアンディーに諭す。
「希望は危険だ」と。

しかしラストのシーンではレッドの希望が語られている。
「国境を越えられるか、アンディーに会えるか、太平洋は青く美しいか」
このフレーズの時点でレッドのワクワクが最高潮に達し、僕も嬉しさと終わっていく切なさが込み上げた。
そして最後はジワタネホでアンディーとの熱い抱擁を、美しい太平洋をバックに引いていくシーンでこの名作は完結する。
最高に美しいラストシーンだった。