もも

地球防衛軍のもものレビュー・感想・評価

地球防衛軍(1957年製作の映画)
3.4
午前十時の映画祭で鑑賞。

観てから気付いたけど、66年前の映画だったのか。
もっと近年のものかと思った。
(私の親が生まれる前の作品と聞いてびっくり。親の小学校の写真白黒だし)

前半は、昔の映画ならではの色々が気になったり。
(わかり易すぎるジオラマ)
(映っちゃいけないものがあるのか、やたら寄ったカメラアングル)
(ピーーーチュドーン!ピーーーチュドーン!の繰り返し)
(今となってはベタな宇宙人の喋り方)

しかし後半になるにつれて、ストーリーに引き込まれていく。普通に怖かった。

人里離れた「半径3kmの範囲だけ自分たちにくれないか」という異星人。でも実際は都心を含む、東日本の広範囲を支配するつもりで水面下で準備してる。

「こんな人たち、全然勝ち目ないよ。半径3kmならそこまで影響ないし、言うこと聞いておいたほうがいいのでは?」とか思ってしまった自分、怖すぎる。


さすがに異星人はないにしても、他国間ではありそう。まったくの非現実とは言い切れない。

核戦争(?)で自分たちの星に住めなくなり、他の惑星(地球)を侵略しようとする異星人。
ラストの、自分たちへの教訓にする言葉が重い。
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