ピッコロ

虹をつかむ男のピッコロのレビュー・感想・評価

虹をつかむ男(1996年製作の映画)
4.0
ニュー・シネマ・パラダイス
~ありがとう寅さんの巻~

ズルいわ~。こんなの泣いちゃうに決まってんじゃん!!!
映画を愛する全ての人に。
そして、寅さんと一緒に旅をした全ての人に。


寅さんは、48作目で終わったけど、実は、50作目まで作る予定だったんだとか・・・。
最後のヒロインは、黒柳さ~んの予定で・・・。
寅さんは、最後、お地蔵さんになってしまうらしい・・・。
で、49作目が幻になってしまったため、49作目に出演する予定だったキャストによって渥美さんへの追悼映画として公開したのが今作。
なので、あちこちに寅さんの出演者が登場している。

映画は、小さな町の映画館のお話。
その映画館では、懐かしの名作を上映している。
ニュー・シネマ・パラダイス、雨に歌えば、東京物語(御前様が登場!!!泣)、などなど・・・。
小さな町なので、映画館は、知り合いだらけでニギニギ。
だけど、経営が困難で・・・。
名画はフイルムのコピー代が高いんだとか・・・。

と、ここまで書いたら、勘の良い人はオチが分かってしまう。

全ては、ラスト10分!
これが、泣ける!泣ける!
大きなスクリーンに映る愛にあふれた懐かしの思い出たち。
それを観て吉岡さんが大笑いし、西田さんは泣いてしまう。
これぞ!ニュー・シネマ・パラダイス!!!

"良い映画を作っても、心を込めて上映してくれる人がいないとゼロでしかない。"
とっても、良いセリフ!
自分も、次からは、心を込めたレビューをお届けしたい!
いつも、ふざけたレビューで、ごめんなさい!!!

そして、最後の最後に、寅さんがチラッと登場する。
これで、寅さんとは、お別れかな?
ありがとう!寅さん!

さよなら、さよなら、さよーなら。
ピッコロ

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