ヒルコ

SWEET SIXTEENのヒルコのレビュー・感想・評価

SWEET SIXTEEN(2002年製作の映画)
3.0
sweet sixteenって「青春真っ只中‼️」的なポジティブな言葉なんだけど、それをこの映画のタイトルに持ってくる狙いが的確でキツい。みんな家族間でCワードを使いあうなど、粗暴かつ教養の無さが丸出しになっています。こういうダメ感しかないディテールを盛り込んで、最初から負の「詰み」の状態であることを目の当たりにさせる。ストリートにいる本当のリアムたちのため、ケンローチの問題提起のため、リアムはどこまでも悲惨な役を演じきらなければいけない、そんな映画。でもそれはケンローチの優しさでもあるわけです
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