初めてのキートン、こんなに迫力あるアクションコメディとは知らず、すごく楽しかったです。ドタバタ喜劇とは違って、規模が大きく、ダイナミックにストーリーが運ばれ、コミカルだけれど、アクション映画のジャンルに入れてもいいくらい。サイレントであることを忘れそうでした。表情、動きもはっきりしていて、お芝居の楽しさを満喫しました。
キートンは無表情で演じるストーンフェイスと言われたそうですが、この真顔がおもしろいんです。
ストーリーもよかったし、全編コント集でした。南北戦争を題材に南軍側の機関士キートンが大活躍します。機関車の追いかけっこでこんなに笑えるとは思ってもみませんでした。機関車と橋の組み合わせは、「戦場にかける橋」を超えるくらいにダイナミックでした。
