ASHITAKAAkino

キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗のASHITAKAAkinoのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます


戦争に負けても僕のせいにするなよ


2023年映画105本目

キートン初見。デッドレコニングの記事で名前を見かけてようやく鑑賞。もっと早く観ればよかった。チャップリン同様、喜劇俳優。パントマイム、身長は低い。しかし、顔は整っている。それから監督も脚本も演出もこなす。とにかく縦横無尽に駆け回る役者で、CGのない時代に本作だけでなく普通に危ないアクションもしていたよう。他の映画だけど、足の骨折るとか、首の骨折一年放置している間ずっと頭痛に悩まされるとか笑う。やっぱ普通に怪我するよな、と。偉大なる無表情と言われているくらい真表情。

実際の事件をモチーフとしているので、面白くなりそうな方、つまりは南軍にフィーチャーしたのかなと。政治的な正しさは別として(過去と現代の価値基準は大きく異なるので)。

キートン→ジャッキー・チェン(調べたらオマージュされたシーンがわんさか)→トム・クルーズではあるのだけれど、キートンの後継がいない。ただ今と昔の映画の有り様も異なるので一概には言えない。M: Iシリーズとかだと、本来役者とスタントマンは分けないといけない。リスクだし、何かあったら保険会社が補填しないといけない。当然、嫌がられる。トムは保険会社にめちゃ金払って、自分でプロデュースして役者もスタントもこなす。スターだから。そのオリジンに触れるきっかけにもなりました。でもチャップリンほど過去のカタログが開放されていないので、YouTubeで観るべきか悩みどころではある。
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