たまたまやってると聞いて見に行ったら大感動。初スクリーンキートンだったがこれでよかった。ずっと列車が走ってる画面の臨場感に加え、キートンが列車を前に後ろに動き回りひたすら目に楽しい。北軍とのほとんど障害物競走のような、ひたすらアナログな仕掛けの攻防戦が面白すぎる。キートンに負けず彼女の方も靴がわんさか入ってた汚い袋に詰められ、文字通り踏んだり蹴ったり肝心のところでドジやって怒られたり、体張って頑張ってた。思い返してもあの橋陥落、川へ雪崩れ込む馬と、くの字に崩れて落ちていく橋&列車が同じ画面に収まってるあのショット…心の中で拍手喝采だった。ミニチュアのような南北戦争、に見えてその実すごい数のエキストラ使ってたし、ほんとに終始笑わせにくるけどものすごい密度の映画だと思った。キートンが彼女に渡した列車のツーショットが良すぎて待ち受けにした。
