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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗のHiromasaのレビュー・感想・評価

4.5
キートンはいつも孤独に戦ってる人間なんだなと思った。キートンが必死で追いかけっこをしている横を、戦争に出陣する軍隊が走り抜けて行った。本人が必死になればなるほど、そこにはむしろ自由でのんきな時間が生まれてくる。そんな真理が、サイレント映画の形式でうまく表現されていた。この映画は戦争の話だが、老人の優雅な一人旅を描いた晩年の傑作「線路工夫」とそんなに内容は違わないんじゃないか。
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