ふぐ

サクリファイスのふぐのネタバレレビュー・内容・結末

サクリファイス(1986年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

タルコフスキーの映画にしては登場人物にまともな人が多いやん、安心して観れそうやとタカを括ってたらまさかの大穴がぶっ壊れてくれた
「死の恐怖さえなければ…」と語っていたアレクサンドル本人が死の恐怖にかられ、神にすがるのは皮肉が効いてて良い
映像技術が向上したせいかだいぶ減ったとはいえ、粒子の荒い白黒映像で挿入される心理的なシーンにはやはり引き込まれる
バッドエンド感は「惑星ソラリス」の方が高かったが、周りに迷惑かけてないだけあっちの方がマシかもしれない
あとは家が完全に崩壊する直前でカットされるシーンにはセンスを感じた
話そのものは理解しやすかったように感じたが、信仰、永劫回帰、陰陽マーク、ニーチェなどなど多くの気になるキーワードモチーフが散らされており、一回見ただけは理解したとはいえなさそう
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