狂気。下手なホラーよりずっと怖い。
久しぶりに恐怖を感じた。
一度は見るべき映画だと思います。
長さもあるけど、あまりの重苦しさに、何回も休憩を入れてしまった笑
とにかく、狂ってきます。感覚が。涙も出ません。でも、確実に心がおかしくなる。
ラスト、水牛の殺害シーンに衝撃を受け、嫌悪感すら感じましたが、あれはリアルに牛を殺害した映像。
その生々しさたるや、吐き気がする。しかし、本物の戦争は、あーいうシーンのオンパレード、それに生の人間が死ぬわけで。
普通でいられるわけがない。
ヘリのシーン含め、名シーンだらけです。
いわゆる面白い映画ではないですが、歴史に残る傑作だと思います。
この作品は、それまでの楽観主義や、勝利か敗北かというような分かりやすい構図ではなく、戦争が産む別の要因に焦点を当てている。
殺し合いが、人の心に産む闇を表現することで、それまでの論調・作風に一石を投じた作品ではないでしょうか。
