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セント・オブ・ウーマン/夢の香りのamayadoriのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

アル・パチーノのためにあるかのような内容。
ここまで作品すべてを背負って立つ演技が出来るのは、同世代だと他にデニーロぐらいなものだが、女性の香水を嗅ぎ当てるのだから、そこはやはりデニーロよりはアル・パチーノであって欲しいというのは全世界共通の願望なのかもしれない。

学校裁判で逆転無罪というオチはちょっと軽すぎるプロットではあったが、そこまでは非常に楽しめる内容だった。
そもそも盲目の退役軍人の孤独と、純粋無垢で正義感の強い少年という対比は、面白くならないわけがない。

どうでも良いことだが、エンドロールを見ていると、AL PACINO'S MAKE-UP ARTISTやAL PACINO'S HAIR STYLISTのみならず、ASSISTANT TO AL PACINOやSECURITY FOR AL PACINOというポジションまで付されていて、かなりのVIP待遇だったことが分かる。

ファッション的には、アル・パチーノのエレガントなスーツスタイルと、チャーリー(クリス・オドネル)はじめ学生たちのアイビー・ルックも存分に楽しめる。
特にホテルでのチャーリーのサックスブルーのBDシャツはお手本のような着こなしで最高だった。
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