喜田なつみ

セント・オブ・ウーマン/夢の香りの喜田なつみのレビュー・感想・評価

4.0
どんなに憎まれ口を叩く人にも
隠されたあたたかさがある。
それを教えてくれる。

彼は横柄な人で
偉そうにしていて心地が良かったのだ。
偉そうにしてると偉くなったと勘違いして
生きる人は多い。
そのうち、心の居場所を無くす。

出世はしたが、
仕事を無くし、人望がないので
自分の心の居場所を失った彼の人生は絶望するくらい
孤独な物だった。

過去は変えられないから悲しみが伝わってくる。そういった非道なことすると
その時では無く、後々自分へ後悔となって現れ、とろうとしても拭えない物になる。

だけど、1人の人との出会いで
その1人を守ろうとする心が現れて

結果彼の過去も救えたようで嬉しかった。
過去を拭うことは不可能だが、背負いながら
心休まる居場所へ心を帰すことはできるのだ。
喜田なつみ

喜田なつみ