元スターAV男優がスナッフフィルムに出演してしまうお話
評価は賛否両論ですが、個人的にはかなり面白かった。
こういうエログロで有名な映画って基本的にエログロがメインで映画としての面白さは二の次...って感じの作品がほとんどなのですが、この映画は映画としての面白さもしっかり発揮していて面白い。『マーターズ』みたいな感じだな。
観る前に予想していたほどのグロ描写は無い。グロだけで言えば『屋敷女』や『肉だるま』の方が遥かに上。しかし、なんと言っても胸糞さが物凄く高い。普通の家族の日常から、徐々に取り返しがつかないところまで行ってしまう展開は、安易にグロに頼らないところが良かった。
序盤はアート系ポルノの撮影で、特にこれと言ってグロテスクな場面がある訳ではない。だけど中盤の「新生児ポルノ」から物語が一気に動き始め、倫理が何もかも無くなった終盤はとんでもなかった。文字に起こすこともできない。
終盤からオチまでの展開も良くて、この手の映画にしてはしっかりとオチがついた印象。忘れられないような後味だが......
R20は誇張ではなかったな...
無修正ノーカット版で観たから終盤の例のシーンも楽しめたのだが、これモザイクが入ってたら面白さが一気に半減するよなぁ...
