昔　遊戯王で列車デッキを使ってた私にとって
この列車とカードゲームを掛け合わせた作品は

特になんの感情も動きませんでした。

【じそくさんびゃくきろ～チビッ子の歩く速さの百倍】


リミテッドアニメで描かれるケンタ、サッチャン、鉄道博士のやり取りと、実写による各鉄道車両紹介パートとが 錯時交差展開する『低年齢層向け鉄道エデュケーション』。

タイトルで標榜済みの様に「スピード」「ちからもち」「走行距離」等 様々なナンバーワンを、チビッ子に人気のある[カードゲーム]のバトル/コレクション形式で紹介してゆく。
メインとなるのはやはり列車だが、鉄道車両だけでなく[最北端の駅]や[最も長い駅名]等 車両周辺事象も扱い テーマを拡げているのはイイ。 メインの鉄道車両映像は アングルや後景の活かし方等、どれもレベルが高く かっこいい。 特に先頭車両キャメラによる主観映像のスピード感、峡谷鉄橋通過時のロングショットはもっと見ていたい出来だ。 新幹線の[時速300キロ]を『チビッ子の歩く速さの百倍』と相対説明する大雑把具合や、それを『じそくさんびゃくきろ』と一文字一文字全力吹替する声優さんの迫真なんかも微笑ましい。
だが、途中三回くらい挿し込まれる[クイズ]が 全くやりがいがない。 鉄道博士のギャグが相当ヤスイ&サブイ。 等[低年齢層向け]を考慮しても首を傾げたくなる箇所もチラホラ。

鉄でもチビッ子でもない《私》の評価はやっぱり★一つ。




《劇場観賞/劇場観賞券当選×2》