ひでりんstarさんの映画レビュー・感想・評価

ひでりんstar

ひでりんstar

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.1

死にに行くのにこんなに温かい映画があるかよ…。

3-4x10月(1990年製作の映画)

4.3

カタギの人間が鉄砲持った時の滑稽さが上手い。カタギとヤクザの境界を描きつつ、それがあくまで日常の延長線上で曖昧に近接していく世界観は唯一無二。しかも結局ラストはそれかよって。

100年後...(2006年製作の映画)

3.1

序盤で設定も正体もほとんど明かされてるので、その後の展開をどう面白がればいいのかが難しい。逃げてるとこ引きで撮ってても迫力ないし、子供のゾンビってそもそもあんまり怖くないし。

フリー・ザ・ニップル(原題)(2014年製作の映画)

3.4

MV風のオシャレ映画って感じの編集で中身スカスカ。フェミニストの乳首解放プロパガンダとして捉えるには、残念ながら映画の強度が少し足りてない気がした。

人が人を愛することのどうしようもなさ(2007年製作の映画)

4.8

村木が劇中劇にしか登場しない意味を考えるとそれだけで泣けてしまう…。場面単位でめちゃめちゃ印象に残る画があるのが良い。大股開きの露出シーンとアイドル衣装で踊るシーンはベスト級。

夜がまた来る(1994年製作の映画)

4.8

単純なプロットで故に劇的。映像のリズムが詩的で良かった。

変な家(2024年製作の映画)

3.8

前半が思った以上に“ガチ”で良い。特に家侵入から電話で新事実発覚の流れは原作のホラー解釈として超良改変だろ。映像化で後半が安っぽくなるのは自明なんで、むしろ上手くやった方。

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

4.3

クロエが良い感じに成長しててハイティーン向けお下劣アクションみたいなサッパリしたバランス感覚。割と楽しい。もちろん原作ほどの魅力はないが、前作よりも笑いのセンスは良い。

キック・アス(2010年製作の映画)

4.1

原作は徹底したドライさが魅力なので、映画版の爽やかな後味には拍子抜け。でもその分ヒットガールのアクションシーンはド直球に泣ける。良くも悪くもクロエ・グレース・モレッツありき。

ELEVATED(1996年製作の映画)

4.8

短編ソリッドシチュエーションのベストオブベスト。ラスト5分の最悪の展開と最高の演出にはマジで脳汁出まくり。『エイリアン』よりも遥かに少ない予算で『エイリアン』より面白い。

Wonderful World ワンダフル ワールド(2010年製作の映画)

3.5

自分の監督作で拳銃持ってキメ顔してる浪川大輔面白すぎるだろ…。普通に話シリアスで声優の内輪ノリ感少ないから余計シュール。よく分かんない間に人死んでるなーしか印象がない。

マッチング(2024年製作の映画)

3.5

無駄にグロい死体やキリスト教モチーフでどれだけ画的センスを磨いても、脚本がツッコミ所だらけならバカ映画にしかならん…。雑な場面転換多すぎてノリで映画撮ってるのかと思った。

仮面ライダー対じごく大使(1972年製作の映画)

4.5

やってることはいつものTVシリーズとそんな変わらんけど、絵面が若干リッチなのでまあ最高。絶体絶命のピンチから特に説明もなく窮地を脱するシーンが何度もあって本当に凄いと思う。

仮面ライダー対ショッカー(1972年製作の映画)

5.0

ヒーロー映画の究極の理想形。ダブル変身シーンだけで+500000000億点級、華麗なチームアップと山盛りのアクションシーンで死ぬほど盛り上がるし泣ける。30分映画の密度じゃねぇ。

ゴーゴー 仮面ライダー(1971年製作の映画)

2.0

画面があんまりにも狭いわ、本郷の声は代役だわ、そも作品として不完全がすぎる。観る価値なし。

ミニミニポッケの大きな庭で(2022年製作の映画)

4.6

感性がスゴい。あと音がヤバい。脳のストッパーが外れると現実は多分こんな感じ。

菊池エリ 巨乳(1986年製作の映画)

4.5

菊池エリはタイトル通りの巨乳だが、それよりも表情と声が切なエロすぎて最強。決して一線を超えられないラストの切り返しがエグい。エンディングの余韻で良い映画観たな〜って気になれる。

リビング・ブラッド(2004年製作の映画)

3.2

血塗れで裸の男が追いかけてくるってビジュアルの斬新さに対してストーリーが完全に負けてる。勿体ない…。過去の事件とかどうでもいい話を引っ張って雑な解決。ラストは意味不明。

ビジターQ(2000年製作の映画)

4.8

堂々とモラル終わってて最悪。ずっとキ●ガイだけど、終盤の超アッパーな狂いっぷりには訳も分からず感動した。ノコギリ持ってるエンケンは超絶だし、母乳回帰のエンディング美しすぎ。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

5.0

メチャメチャに怖かったし、メチャメチャに笑った。こんなに楽しい映画、他にない。

ザ・ストーカー(1997年製作の映画)

3.3

冒頭の妙にホラーチックな演出がピーク。その後おっさんが一人変態行為に耽るシーンで一気に誰得映画と化す…。エロVシネなんでもうちょい映像にフェチシズムを感じさせてほしい。

人間狩り(2008年製作の映画)

1.8

「AV撮ろうと思ったらもっとヤバいのが撮れた!」ってのが話のキモなんだろうけど、そこに対するラストの説得力のなさがマジでダメ。大人しくAV撮ってた方がまだマシだったろうに。

傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

4.9

総集編で遂に真っ当な“映画”になっていて感動。おどろおどろしいオープニングから苦すぎるエンディングまでノンストップなだけでここまで面白いのか…。大仰な演出への没入感もまるで違う。

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.6

DCEU最後の作品なのにMCUの良いとこ取りみたいになってた。ラストシーンは直球の『アイアンマン』オマージュで、清々しい締めくくりが感動的ですらある。

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.2

白黒で見る浜辺美波があまりにも昭和女優の出で立ちでワロタ。ただ全体的に黒が深すぎる変換には違和感があり、ディテールもゴチャゴチャしてて単純に見辛い。カラー版だけでいいと思う。

(2023年製作の映画)

4.7

こんだけリッチな絵面でグロくてトロいコントやってるからもう最高!!!中身は思った以上に戦国版『アウトレイジ』でいっそ清々しい。流石は巨匠の風格。

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.5

「最終章」と銘打ってある以上、結末はほぼ既定路線。それが分かりきってる時点でもはや虚しいだけの映画なのが…。前作ラストが北野映画の最高到達点だっただけにな。

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.9

大人の男が怒鳴り散らして虚勢を張る様、土下座で許しを乞う様がもう情けなさすぎて涙出てくる…。印象とは裏腹にあまりにもおセンチメンタルな映画で泣けた。ラストシーン超絶最高。

アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.7

一流俳優の顔面と怒号の連鎖、見てるだけで面白すぎるから勝ち。相変わらず人が死ぬ瞬間は躊躇なく、どんなに格好よくキメてても最終的には呆気なく死ぬから最高すぎる。

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.4

ヤクザの本質は弱くて怖がり、だからこそ銃を持ち人を撃つ、それをここまで曝け出すヤクザ映画もそうそうない。無邪気に遊ぶ延長で何の脈絡もなく人が死ぬ無常、その物悲しさたるや…。

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.7

処女作でここまで奥行きのある映画を撮れる感性が凄まじい。不条理な笑いとリアルな暴力が混在していて、しかもそれが何の脈絡もなく切り替わる目まぐるしさ。緊張と緩和のバランスが神。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

自分がこの映画のモブキャラだったら絶対生き残れないだろうなという説得力が全ゴジラ映画でダントツ。目が合ったら瞬間ブチ殺してきそうなビジュアルで隙がない。脚本はやや隙ありだが。

ゾンビアス(2011年製作の映画)

5.0

スカトロAVと大衆的ゾンビ映画の奇跡的なマリアージュ。そして清々しいほどに一貫したテーマ性。コレが井口昇の真髄なんだわ…。汚くて最悪の映画だからこそ笑って泣ける大大大傑作。

ラバー(2010年製作の映画)

3.1

理由のない映画でも論理は破綻しておらず、かと言ってそれが面白い訳でもないから結局は平凡な印象を受けた。映画の無意味さを強調するあまりにその枠組みを逸脱できなかったのが少し残念。

NAKED 凌辱の森(2009年製作の映画)

4.1

レイプシーンは最悪だし、終盤の血塗れ追いかけっこがとにかく痛快。息を潜めて反撃の隙を窺ったかと思えば、いきなりカーチェイスは始まるし、意外と展開に緩急がついていて飽きない。

NAKED ネイキッド(2007年製作の映画)

5.0

ガチ全裸で草原に放り出され、おっぱいプルプル揺らして滑稽に逃げ回る映像は圧巻の一言。人としての尊厳を失っても必死に生きようとする執念に泣いた。存在自体が称賛に値する大傑作。

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