ひでりんstarさんの映画レビュー・感想・評価

ひでりんstar

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劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」(2025年製作の映画)

4.8

88分の総集編+先行上映とかいう攻めた構成で、ここまで一本の映画として面白いのはお見事。虎杖中心のド鬱編集も次の展開に活きてるし、ドブカス野郎は期待通りで最高にウケる。

七人の侍 【新4Kリマスター版】(1954年製作の映画)

4.4

丁寧に描かれる百姓の暮らしから豪雨の決戦シーンのディテール、三船敏郎の肌の質感まで全てが超高精細。4Kの相乗効果でただでさえ生々しいドラマがよりリアルに感じられてエグい…。

シャイニング(1980年製作の映画)

4.6

良いシーンを数え出すとキリないが…とにかくカラーといい、カメラワークといい、全編映像のデザイン性が高すぎて素晴らしい。こんなにキャッチーで完成されたホラー映画、他にない。

World Never Cease(2015年製作の映画)

3.7

軽くミステリ風味にしておいてオチに意外性も何もあったものではないが、ファッションブランドのプロモーションフィルムだけあって映像はなかなか洒落てる。やはりロケーションが良い。

秒速5センチメートル(2025年製作の映画)

3.7

映像は後処理キツすぎて背景ボケボケだし、なんか普通に“良い映画”になってるのも逆に白ける。新海誠作品を大人視点で子供時代を振り返る物語にされてもなぁ…という感じはある。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.5

拗らせすぎててバカバカしいが、最後はおセンチな退職映画で沁みる。演出面では撮影処理と色彩設計がレベチだし、これを脚本絵コンテ含めて監督自身がやってるのはマジでバケモノ級。

エクソシスト リターンズ(2012年製作の映画)

2.7

撮影や演技は典型的なB級クオリティだし、ストーリーは既視感ありまくり。作中一番の面白設定も雑なオチにしか活かされてないのが無念。まあ見る価値はない。

ザ・ヘル(2006年製作の映画)

2.8

リゾート満喫と痴話喧嘩で本題に入るまでが無駄に長いし、このシチュエーションでエロ要員一人だけってのも気に食わん。ラストは銃撃シーンのサービスもあるが、クオリティはお察し。

劇場版 きんいろモザイクThank You!!(2021年製作の映画)

4.4

感動の最終回なのにボケとツッコミのペースなかなか狂ってて凄い。原作四コマ漫画の起承転結を詰められるだけ詰め込んだ異常な構成に、卒業式の情緒が合わさってマジで頭おかしくなる。

コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.5

簡潔ながらインパクトある導入の悪魔祓いシーンが技あり。世界観の作り込みは甘いが、俳優の存在感デカいのは良かった。タバコ吸ってるキアヌはカッコいいし、全体的に雰囲気がエロい。

インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

高次元空間の視覚化が天才の所業。人が吹っ飛んで直後に緊迫のドッキングシーン、その後ひたすらに怒涛の展開で神すぎる。小難しい内容に反して話はシンプルド直球なのも超アツい。

ダークナイト(2008年製作の映画)

5.0

歴史的大傑作で神がかり的。そもそもビジュアル完成度が高すぎるのに、脚本も一切の無駄を圧縮した爆速テンポでヤバすぎる。ヒース・レジャーの演技は言うまでもなくオールタイムベスト。

プリズンオークション(2000年製作の映画)

2.4

音楽流しっぱなしでクネクネ絡み合ってるような中途半端なエロばっかで最悪!乳首映ってもありがたみ皆無だし、鉱山作業シーンの意味不明なモンタージュも結局ただの時間の無駄で凄い。

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.6

原作から探偵要素を削ったのは割と英断。一切ブレずに青春映画/家族ドラマとして面白いし、夏×海×上白石萌歌←この組み合わせとにかくマジで最高すぎる。『左官のこころで』も神曲。

8番出口(2025年製作の映画)

3.8

脚本は案の定クドいが、個々の見せ方は気合い入ってて良い。撮影監督今村圭佑がやっぱ偉すぎる。原作を完全再現したビジュアルはもちろん、オリジナルのホラー演出や津波描写も見事。

エイリアン シンドローム(2005年製作の映画)

3.6

序盤で死ぬ(?)急展開だったり、セクシーな主人公がやたら酷い目に遭ったり、随所にB級なりの工夫は垣間見える。後半はウロウロしてるだけの脱出劇で、緊迫感ないのがちと厳しめ。

ブラッディ・マリー(2006年製作の映画)

2.6

血と乳ばっかりサービスして肝心の見たいとこ何も見せてくれないダメなB級。フラストレーションが溜まるだけでなかなか盛り上がらないし、当然ホラーとしての面白みも皆無。

デッドガール(2008年製作の映画)

4.4

グロいゾンビメイクであんな悲しげな表情する女優が凄すぎる。女体として犯されるだけで何の背景も描かれず、濃厚なホモソのダシにされて終わる悪趣味さ、最後の行動が切なすぎて泣いた。

スピーシーズ リターン/種の終焉(1998年製作の映画)

4.4

若干シュールに見える場面や設定はあれど、中身は実績あるスタッフでストーリーもSFXもかなり手堅いクオリティ。全裸で空中浮遊するバカっぽさといやにドギツいラストが好きすぎる。

もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年製作の映画)

4.5

そもそもが薄っぺらい設定の原作小説を映像化で逆に贅沢なパロディとして成立させたのが上手すぎると思った。セットが豪華で画がリッチだし、ベテラン揃いのキャスティングも渋い。

近畿地方のある場所について(2025年製作の映画)

3.9

ドラマ仕立てに整理された展開が散文的な原作の気持ち悪さを再現できておらず…惜しい。最後にアレ出して、いつもの純愛路線へ帰結する白石監督のブレなさは掛け値なしに素晴らしかった。

(1988年製作の映画)

4.3

喧嘩しか取り柄のない男の実録モノなのに、割と序盤の方から喧嘩が強いだけじゃどうにもならない無常感が漂っていてハードすぎる。ジョニー大倉の役が青春映画っぽくあって良かった。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.6

神がかった山田尚子演出だけでギャン泣けるし、脚本の構成の上手さは流石の吉田玲子。ディスコミュニケーションを描くテーマ性がよりハッキリしていて、ラストも原作以上に納得感がある。

女囚帝国 凌辱エロチカ(1979年製作の映画)

4.7

全裸で拉致された売春婦が足バタバタしてる滑稽な絵面だけで神すぎる。ポルノ然としたユルい編集の割に撮影は締まっててセンス◎。陵辱感はあまりないが、それもまたご愛嬌。

悪霊の棲む館(2007年製作の映画)

3.1

モノローグで喋りすぎだし、幽霊屋敷が安っぽくて薄味。最終的に明らかになる真相はかなり惨くて印象に残るが、撮り方がその展開に全く追いついてないのは残念であった。

事故物件ゾク 恐い間取り(2025年製作の映画)

3.5

畑芽衣がガチ可愛くて一生ビビるし、渡辺翔太も悪くない…が、結局はそこの魅力ありきの浅いアイドル映画になってるのは不満。終盤の展開は無理ありすぎて、前作以上に無茶苦茶な印象。

JIGSAW ルール・オブ・デス(2006年製作の映画)

3.2

ラストで服を脱ぐ瞬間がカタルシスに繋がるのは上手いと思ったが、だったらもっとエロく見せてくれよと…。そもそも無駄に回りくどいゲームで何をさせたかったのかも意味不明すぎるし。

私たちのオカルティックサマー(2024年製作の映画)

4.2

学生映画らしい青さ全開で良すぎ。パクリ元バレバレの画角やテンプレシチュエーションの寄せ集めみたいな見せ方で全体的に浅いが、それもここまで開き直ってると逆にフェチ感じる。

ファンタスティック4:ファースト・ステップ(2025年製作の映画)

3.6

セットや美術は良い。ストーリーはまあまあ…。終わってみると、結局オープニングが一番楽しかったな〜という感じ。ギャラクタス戦はスケールの割に呆気ない決着でガッカリ。

赤い森(2025年製作の映画)

3.8

移動シーンに無駄な時間かけたり、キャラの言動がNPCじみていたり、出来の悪さが逆にゲームっぽい演出に見えて面白かった。しかしこんな虚無映画に構想6年かかってるのはヤバいな。

ドラムリミット 穴(2012年製作の映画)

4.2

設定や脚本は前作よりも弱いが、代わりに下品なフェラチオシーンが満載。結構ちゃんとエロいので満足度も高い。この内容なら普通に辰巳ゆいのAV見てた方がいいような気もするけど。

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来(2025年製作の映画)

4.9

凄まじい熱量、異次元レベルの作り込み、ここまでやるならもう受け入れるしかない。無限城の空間演出は言うまでもなく、カメラワークやエフェクト作画もこれまでにない豪華さで圧巻…。

ドラムリミット(2011年製作の映画)

3.5

設定自体はユニークだし、脚本も意外と纏まってると思うが、それで面白いかは別。画の動きが単調すぎて退屈には感じるし、会話メインの構成上、脱出劇としては茶番でしかない。

処刑島 みな殺しの女たち(2012年製作の映画)

4.8

バカのシスターフッド映画で最高すぎる。敵も味方もアホみたいな死に方するからマジで爆笑だし、クライマックスのアクションシーンはヘボすぎて超絶神。地味に撮影もめちゃめちゃ良い。

スーパーマン(2025年製作の映画)

4.8

テリフィックのキャラが完璧。78年版のテーマをそう何回も使ってくんのもズルすぎ。2025年にあるべきド直球のヒーロー映画かつパンクロック映画で泣く、信じて良かった超絶大傑作。

カニバさん・異端の純愛(2025年製作の映画)

4.2

ブラジルと立花心のビジュアルがマジで井口昇の映画向けの逸材すぎる。イカれた美少女が人肉喰ってる画だけで相当面白いのに、そこから真面目に刺さる純愛映画作ってるのもまあ誠実。