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青いパパイヤの香りのyasu555overseasのネタバレレビュー・内容・結末

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

滅多に無く、珍しいベトナムのヒューマン/ロマンス・ドラマ映画です💫🎵✨💫🎵✨
独特な空気、音楽も独特な暗い民謡のメロディー、主役の子供 ムイは使用人でしっかりした働き者ですが、どこかあどけない子供らしさがありました✨🌟🎵✨🌟🎵✨🌟🎵

病気(脊髄神経が麻痺になる病気かな?🤔)で倒れた夫に薬や手術を使わず鍼(病気を治療する為に使う針)で7本 背中の脊髄に刺して、刺した7本の鍼にマッチの火を付けて病気を治す 治療法は素晴らしいシーンでした🎵✨🎵✨🎵✨🎵✨ 夫が治るように祈願するシーンも興味深かったです🎵🎵
(身体(身体だけじゃなく、手足、頭も)に何本の鍼を刺して、鍼に火を付ける治療法は昔から伝統的な治療法で元々は古代中国の医学的な治療法でした。19世紀の頃に伝統的な鍼の治療法がベトナムに伝わったのではないかと思います(自分の憶測))

ベトナムのサイゴンを1951年の時代背景に描いたベトナムの世界観は素晴らしかったです🎵🎵✨🌟🎵🎵✨🌟🎵🎵     セリフは少なく、新進作曲家 クェンを演じた人(ベトナム人か分からん)の演技、存在感に惹きつけられました🌟✨🌟✨🌟✨

ムイの心情は8割ぐらい理解出来ます🌟✨

1:38:49のシーン(時代は1961年。まだベトナム戦争が続いてた時代でもあった)で ムイ(20歳になった少女)がパパイヤの中に入った一粒の実を取って、皿に乗せた野菜に盛り付けた後(1:39:01のシーン)、男の "絵画" を見るムイ(1:39:10のシーン)(誰の絵か?奥深いシーン、初心者には難しい〜)。
この後、別のシーンに移り変わり、ムイは "じゃ 始めるわ" って喋った後、      "春の清水が岩陰から湧き出しー" "静かに揺らめく" "大地の鼓動は大きなうねりとなりー"
"水を揺り動かすが水面は静寂そのもの"
"調和ある水の戯れのきらめく美しさ"
"日陰に一本の桜の木" "やがて成長して満開の花ざかり" "水の旋律に共鳴して見事に咲き誇る" "たとえ水がうねり逆巻いてもー"
"桜の木はりんとたたずむ" って叙事詩もしくはポエム(poem)を語り終えて、ムイは "あっ" って言った後、カメラワークが上に上がって仏の像が出てきます(何故、仏の像が出てきたんやろうか?)。このまま FIN(The endと同じ意味で終わり)が出てきて終わりです。エンドロールと共に独特な暗い民謡のメロディーが流れます(最後のシーンです。意味深な叙事詩(又はpoem)を語ったのか必ず意味があるからムイが 男の絵画をじっと見つめて深い眠りにつき、妄想のシーンに移り変わって意味深な叙事詩を語ったんやと推測します。意味深な叙事詩も必ず意味があります。 見てない方、何回も見て想像力を膨らまし、理解して頑張って下さい😅😅🎵✨✊🎵✨✊🎵✨✊)

 ストーリー

サイゴンのある資産家の家に、10歳の少女ムイが奉公人として雇われて来た。その家には優しい女主人と根無し草の旦那、三人の息子たち、そして孫娘を失って以来二階にこもりっきりのお婆さんがいた。ムイは先輩女中に教えられ、一家の雑事を懸命にこなしていく。そして彼女は、ある日長男が連れてきた友人クェンに恋心を抱く……。

 受賞歴

カンヌ国際映画祭カメラ・ドール ・セザール賞新人監督賞を受賞したほか、アカデミー外国語映画賞にもノミネート

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