【たとえ水がうねり逆巻いても—】
1951年のベトナムはサイゴン。田舎から奉公に出てきた10歳の少女ムイの物語。
トラン・アン・ユンの監督デビュー作。これはかなり良かった。じわじわくる良さがある。好きな映画だ。
昔『ノルウェイの森』を映画館で観たときも思ったけど、監督のインテリアのセンスがいい。あと音楽のあて方とカメラワークが独特。
いちばん好きなのは なんと言っても主演のトラン・ヌー・イエン・ケーの最後のカメラ目線だね。あんなことされたら惚れてまうやろー。ということかどうなのかわかりませんが、このあと 彼女はトラン・アン・ユン監督と結婚したらしい。
と言うわけで ほかの監督作品も観てみたくなった。おもしろかった。
【スコアと内訳】
スコア:4.0
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①脚本:0.8
②演出:0.8
③演者:0.8
④撮影:0.8
⑤音楽:0.8
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