健多郎

ブレア・ウィッチ・プロジェクトの健多郎のレビュー・感想・評価

3.0
魔女のドキュメンタリーを撮影するはなし

ブラック・ヒルズの森で失踪した男女3名
失踪1年後に偶然発見された彼らのビデオカメラには謎の現象が記録されていた…

16~7年くらい前に初めて観た時はめちゃくちゃ怖かったんですが、改めて観ると地味さは否めませんね
魔女による怪現象よりも、遭難者たちのケンカがメインのような構成もその雰囲気を助長しています
でも、全編POV撮影、なおかつファウンド・フッテージ手法のモキュメンタリーとしては先駆者的存在であり、同ジャンル映画としての価値はあると思います

ただ、昨年公開された正統続編「ブレア・ウィッチ」と比べると展開が分かりやすくて良いですね
POV流行以前の作品なのでカメラはめっちゃくちゃに揺れますが、舞台も登場人物数もシンプルなのでシーンの把握がしづらいということもない(画面酔いしやすい方は酔うと思います)
あと個人的な好みですが、改めて僕は怖さを追求したホラーよりも、怖さ度外視でリアリティを追求したホラーが好きなんだなと再認識することができました
健多郎

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