ジジイ

いつか晴れた日にのジジイのレビュー・感想・評価

いつか晴れた日に(1995年製作の映画)
3.6
ジェーンオースティン原作、アンリー1995年の作品。クルエラのエマトンプソンは主演であると同時に脚本も担当、アカデミー賞の脚色賞を受賞している。女性に相続権のない時代に夫に先立たれた後妻と3人の娘たち。財産は長男(先妻の子)に全て渡るため、屋敷からも出ていくことに。その直前に長女エリノア(エマ)は兄の嫁のハンサムな弟(ヒューグラント)と出会い、お互いに惹かれ合うが…。後年の作品、高慢と偏見やエマと比べてやや物語に強引さを感じるが、オースティン節は変わらない。常に理性的であろうとするエリノアが思わず感情を爆発させる場面がいい。脇も豪華で勝ち気な妹にケイトウィンスレット、その妹に惚れる軍人にアランリックマン、ドクターハウスのヒューローリー、ヴェラドレイクのイメルダスタウントンなど。
追記 ヒューグラントが頼りないキャラクターな分、しっかりしたエマトンプソンが実年齢以上に年上に見えて、姉妹で相手役逆なんじゃないの?と終始気になってしまった。ちなみに最低男ウィロビーを演じたグレッグワイズは現在実生活でエマトンプソンの夫である。
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