ジジイさんの映画レビュー・感想・評価

ジジイ

ジジイ

映画(766)
ドラマ(83)

ソワレ(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

うーん、出だしでつまずいてしまった。逃避行が決まっているとすれば、もう少し逃げ出す、いや逃げ出さざるを得ないシーンまでを丁寧に見せて欲しかった。それまでほとんど絡みのない二人がいきなり全てを捨てて逃げ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

大筋の物語の構造自体は想像したよりも分かりやすかったが、キモである「時間の逆行」を理解するのが難しい。よくあるタイムトラベルものと混同すると微妙に迷子になってしまう。タイムラインは常に一本で複数の歴史>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

初見です。ナルシスト全開。固定カメラは小津の影響らしい。キャストが豪華ですね。クリスチーナとアンジェリカはアダムスコンビだ。ミッキーローク、ジャンマイケルビンセント、ロザンナアークエット。ギャロは人望>>続きを読む

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.0

エメリッヒもうちょっと上手く作ってくれるかなあとイチルの望みをかけたが見事に玉砕。情報戦をアメリカが制したのはよくわかったけど具体的な両国の作戦や戦力の差が全く見えてこなかった。空母を攻撃する戦闘機の>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

プライベートライアンを劇場で観た時、その臨場感に圧倒されたのをよく覚えている。冒頭の上陸作戦では飛び交う銃弾が耳元をかすめていき、あっという間に身体が戦場に持っていかれた。このドキュメンタリーはそうし>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の家族の死が後半もっと絡んでくるのかと思っていたらそうでもなかった。謎だらけの前半はすごくワクワク?したんだけど、共同体の全容が見えてきたら急激に興味を失ってしまった。ルーン文字を事細かに解説して>>続きを読む

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.3

ラブアゲインの脚本、ドラマThis is us の脚本監督のダンフォーゲルマン作品。「ニューヨークとアンダルシアを舞台に2組の家族の運命が交錯し、空間、時間を越えてつながる壮大な物語」。何となく語り口>>続きを読む

最後の忠臣蔵(2010年製作の映画)

4.2

これはもはや翻案不可能な日本人の精神性を象徴するような物語。討ち入り前夜、大石蔵之介からやがて産まれてくる隠し子可音(かね・桜庭みなみ)の庇護を託された瀬尾孫左衛門(役所広司)。討ち入りに加わり見事に>>続きを読む

さざなみ(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原題は「45年間」。この監督(アンドリューヘイ)の画面の抑えた色調が好きだ。どこを切り取ってもニューカラーのプリントを見ているような品のいい落ち着いた美しさがある。45年連れ添った夫婦が記念パーティを>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

3.5

人が落ちてくる物語。1 落ちぶれた女優イザベルユペールはスッピンも色っぽいなあ。昔の映像も出てくる。鍵っ子イケメンは監督の息子で中性的な美少年。2 空から落ちてくる宇宙飛行士役のマイケルピットと移民の>>続きを読む

フジコ・ヘミングの時間(2017年製作の映画)

3.6

フジコの演奏している手元のアップを見るたび、その指が鍵盤より太く分厚く見えることに驚く。80歳を越えてなお、年間60本の演奏会を世界各国でこなす。華奢で綺麗な指の女性には憧れるけど、神さまはこの頑丈な>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.8

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです。
/村上春樹

睡魔と闘いながら夢うつつで二時間超の全編夢のようなこの映画を何とか観終えて頭がぐるぐる状態でこのままじゃ眠れなーいと解説をぐぐったら、超明快な説明
>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

俳優ジョナヒルの半自伝的監督デビュー作。A24。90年代半ばのロサンゼルス。母と兄(ルーカスヘッジズ)の三人で暮らす13歳の少年スティービー。兄の聴く音楽の趣味やファッションに興味深々だが、彼の部屋に>>続きを読む

八つ墓村(1996年製作の映画)

3.0

1996年市川崑監督版。野村芳太郎版は何度か観ていたがこちらは未見だった。旧作はとにかく怖ろしい印象でそれ以上深く知らなかったが、横溝正史の原作をかなり改編していたようだ。その点より忠実に作っているの>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

3.9

『さざなみ』のアンドリューヘイ監督作品。母親が出ていって学校もやめてしまったが、何とか父と暮らすチャーリー。ランニング中偶然声をかけられた競走馬の調教師デルを介してピートという馬と出会う。ピートの世話>>続きを読む

獄門島(1977年製作の映画)

3.4

ときどき無性に観たくなる横溝正史。全てのキャストがそれぞれの役をしっかり生きていて、何でこんな手の込んだ殺し方を?という素朴な疑問も笑って許してしまう。中でも東野英二郎は極悪の網元を完璧に演じていて、>>続きを読む

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.8

恋愛では似たもの同士ではなく正反対の相手に惹かれるということを磁石を使ってシモン(アスペルガー)に説明する兄サムが優しい。触らないで、というシモンの警告を再三無視するイェニファーに爆笑。障害という壁を>>続きを読む

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