ねこのみかた

永遠のこどもたちのねこのみかたのネタバレレビュー・内容・結末

永遠のこどもたち(2007年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっとホラーだったのに最後ファンタジーになった!

ラストまでドキドキしながら観てたのに、あれはないよ。
あれが救い?
んなわけねーし。

そもそもラウラ一家が狙われた理由って何?
ババアに殺された子どもたちがラウラに真相を知らすため?
それで息子を亡くすなんてあまりにも理不尽。
ラウラが子どもたちの死に関わってたっていうなら仕方ないけど、子どもたちがトマスを虐めて死に追いやった時にはラウラはすでに孤児院にいなかったわけだし、なんの罪もない、一切ない。
ただ陰惨な事件があった孤児院を買い取っただけのこと。

それよりもあのラスト。
あそこまでホラー色満載でグイグイ押しといて、はいシモン死んでました、でラウラも後追い自殺しました、そして死後の世界で殺された子どもたちと一緒にいつまでも仲良く暮らしました。

フ・ザ・ケ・ン・ナ!!

百歩譲ってラウラは死んでシモンと永遠に一緒にいられるとしても、じゃあカルロスは?
おとーちゃん一人残されちゃって可哀想。

だからあのラスト?
「あぁ、二人は向こうで一緒に幸せにやってるんだな」と言わんばかりのあの笑顔?

はぁーん、納得いかない!

最後の最後までけっこう面白かっただけに、もうラストが惜しくてたまらんわ。
とんでもなく消化不良な気分。