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マルサの女2のyasu555overseasのネタバレレビュー・内容・結末

マルサの女2(1988年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

GEOで借りて見ました🎵
マルサの女 板倉亮子(宮本信子)が伊集院(大地康雄)が天の道教団の動きを探ってたシーンで面白い感じがありそうって感じました。案の定、真言を唱えるシーンがあって伊丹十三監督は仏教のネタを取り扱ってるのが、興味があって面白かったです🌟✨💫
今回のターゲットは脱税の納付を逃れる宗教法人の管長の男をターゲットに描いてます。管長の男 鬼沢を演じてんのは釣りバカ日誌で社長役を演じてた 三國連太郎が演じてます。
0:06:14のシーンで鬼沢が金製で出来た金のおりんを持って座禅(両足を丸めて座る)しながら題目を唱えてた御教祖の女が拝む構えの前に金のおりんを持ったまま、冷たい水が金のおりんに落ちて来るシーンが面白かった✨🌟✨🌟 こんな仏教では実際にありませんが、伊丹十三が撮った映画だからこそおもろい描写やな〜と感じました✨🌟✨🌟

御教祖の女が唱える真言のセリフ "我は我ならず 地水火風空青黄赤白黒(ちすいかふうくうしょうおうしゃくびゃくこく(って言ってるように聴こえる))を持ちて我が体と為す故にビルシャナ仏なり"って唱えるセリフが作りセリフに聴こえておもろかったです(仏教であんな唱え方はないね)🌟✨🌟✨
鬼沢が"皆さん 御教祖様が身を浄められた御聖水です 霊の力が込められてますよ" ってセリフを言うシーンでクスッて成せられました🌟✨🌟✨🌟✨ 仏教でそんな教えはないですが、伊丹十三ならではこそおもろいシーンです✨🌟✨🌟✨🌟

(実際、宗教法人は金銭に関与しないのに)金銭に関与してる宗教法人の管長 鬼沢と側近がおもろくて助けようとします。0:08:51のシーンで金に困った男が自分の可愛い娘を担保として鬼沢に差し上げます😂🤣😂🤣 このシーンではおもろい描写でした😂🤣😂🤣😂🤣

これも伊丹十三しか描けれない描写です✨🌟✨🌟✨🌟✨🌟✨

0:49:11のシーンで鬼沢が "若いもん達が大変失礼な事をさしてしもうたから お詫びとしてあれを部下に取らせる" 。手首を切らせた証拠を見せて、謝礼金を渡す。その手首が血糊を使った偽物の手首を使うシーンはなかなかないギャグの面白さでした✨🌟✨🌟

1:09:00のシーンで板倉が宗教法人の屋敷に入る前に化粧して半分に切ったティッシュを口の中に入れて車から出た後、屋敷の玄関にあるインターホン越しに "酒乱の夫に今日はいつも我慢するんですが 日本刀振り回して・・・お願いです 中に入れてくださいって喋り声を低めに喋った板倉の芝居がおもろかったです。伊丹十三は映画 ゴッド・ファーザーの影響があったかと思うぐらい、宮本信子にあんなセリフを喋らせたんかと思いました🤣😂🤣😂

1:36:49のシーンで三國連太郎が体を張って壁を思いっきり強くぶん殴ったり、そこら中の椅子をぶん殴ったり、扉に頭突きしたりの暴れるシーンが凄く驚愕させられました✨🌟✨🌟✨🌟 やばい演技でした✨🌟

最後は脱税した鬼沢を取り調べても認めず、スナイパーライフルを持った男を板倉が見つけて間一髪の所で鬼沢を助ける。その後のシーンで鬼沢が脱税した容疑を認めたのか分からず、鬼沢は妊娠した娘(借金の父親の娘)を連れて墓地の秘密の扉まで入って2人はそこの中で妊娠した娘を面倒みながら、自分を殺しに来るのを備える鬼沢。これで2人のシーンは終わりです。変なオチです。微妙な感じです。最後のオチも地上げ屋を使って何百億円も全て地上げ屋が使いきったように見せかけたという裏で糸を引いてた大物の政治家を監視する板倉と伊集院と三島は何も動かず、そのまま終わりです。 The End.

納得いかない感想ですが、まあまあおもろくて興味深い社会派ドラマ映画でした✨🌟