このレビューはネタバレを含みます
ウェスアンダーソン作品を観たのがこの作品で二作目。どういう感じがウェスウェスしてるのか掴めてきたような気がする。ちなみに映画館で最新作の予告をみたが、監督の名前が出る前に「ウェスかしら」と気づいてしまった。それほど強烈に印象的な作風なのだろうか。
ストーリーはよくわからない。別にあんまり共感するところがない。最後のジャガーザメを見るところはなんだか海洋の神秘とも合わさってよかったと思う。あとはグランドブタペストホテルにもあった銃撃戦のシーン。とりあえずババババン！て感じがしてた。実際の銃撃戦はどうか知らないけど、ババババン！しがちな印象。やっぱりなんかカオスな印象がある。
カメラが横移動するなあ！すごく横に移動する。パンとかじゃなくて人物の歩みに合わせて。今回はセットを断面図みたいな使い方で撮っていた。でかいセットを組めることの凄みを感じた。それってやっぱり観ていて楽しい。
なんで共感できないのか。あんまりヨリがないからだろうか。長回し！横移動！面白いシンメ！って大抵ひきのイメージがある。だからあんまり表情を間近に汲み取ることができないのか。わざとなのか。
なんかレズビアンとかゲイなどのフレーズを差別的に使うよなあ。リアルには人を蔑む意図でそれらのワードを使う人が確かにいるのかもしれない。だから映画でも使っちゃうのか。その人の乱暴さを表すために。わからなくはないけど、僕だったらそうはしないと思う。そういうことを言うキャラクターはもっと悪い目にあうべきだ。実際息子みたいなやつが死んじゃったわけだけど。
あれ、ノーマンオズボーン出てなかった？
