ザ・グレイ 凍える太陽のくぅーのレビュー・感想・評価

ジェイソン・ステイサム級になった感さえある還暦俳優のリーアム・ニーソン…またアクションかよと鑑賞し始めたら、意外にストイックな深みがあり、なかなかの余韻。
一人また一人と犠牲になって行くパターンは王道で、危機を迎えての人間の心理もソツなく描くので、退屈はしない。
でも、ラストの眼力が全てかと…一度、自殺を覚悟してるゆえに生き残って得られた生への渇望、そして、死を覚悟した事があるゆえに、死を恐れずに冷静に動ける強さがあり、父親の言葉も響いて来る。
ただし、個人的にはエンドロール後は不要。