ルネ・クレール監督による1935年のロマンスコメディ/ファンタジー映画。ルネ・クレール監督の最初の英語製作映画。
スコットランドがイングランドと戦っていた十八世紀。グローリー家の主人の息子マードック・グローリーは屈辱の死を遂げる。そして幽霊になったマードックはある使命を果たすため200年もの長い間、下界を彷徨い続けていた。
レンタルビデオ屋さんでタイトルに惹かれて借りた作品。最近ジャケットやタイトルだけ見て借りるのにはまってる。
幽霊がメインの物語だけど、なんとも人間味溢れるユーモラスな映画。
最初は幽霊の存在を信じなかったものの、騒ぎになるとすぐ幽霊が出る城なんていらないと言い出す者、反対に良い宣伝になると幽霊を商売に利用しようとする者。まるで考え方が違う2人が小競り合いを続ける様子は観ていて面白い。
ドナルドがマードックの宿敵の末裔を見つけてからの展開が好き。
映像技術が優れいてた。半透明の状態の場面や壁を通り抜ける場面にこれといった違和感はなく、それは何かが勝手に壊れたり動いたりする場面も同じ。