現代人は大なり小なり 自分の話と感じるんじゃないのかな。私は 自分の話だと感じる。過敏さが邪魔をして孤独に陥る
オープニングが好きで そこだけ時々みかえす一作。ショッピングモールで追跡、というだけなのに 絵が決まっていて 引き込まれる。からの ドッヒャー
俳優の演技力と撮影や音響、編集の技術で スキャナーの能力や影響を表現しているのが 見事で痺れる。映画的。ここぞという時に どっかーんとSFX
静謐なトーンに 突然の暴力。個性的な作風。個性的なテーマ。ただシンプルな話なのに 説明などは曖昧なので 分かるようで いつも良く分からない笑
スター・ウォーズのフォースに特化した現代の物語りにもみえた。幻魔大戦も思い出したし 黒沢清なんかも。
スキャナーは 正気を保つために 彫刻やアートに取り組んでいるくだりは 芸術論的でもあって納得。
私個人は ニュースや事件に共感しすぎて疲れ切ってしまうたちなのでスキャナー達をちょっとした同族に感じる。
疲れてる時にこの映画を観ると 、私だけじゃないんだなーと少し心が軽くなる。暴力性もあるけど 過敏な人間をうけとめる 優しさも共存する不思議なバランスの世界観。
こないだ #最狂絶叫計画 ってパロディ映画をみたら 撮影格好よくって、調べたら デッドゾーン スキャナーズ スクリームの撮影監督で。パロディだけど本家のカメラマンの頼むの お洒落だなーと見直した。