アキラナウェイ

天使にラブ・ソングを…のアキラナウェイのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
4.5
恥ずかしながら初めて観ます名作シリーズ!!

第62弾!!

すっかり観たつもりでいたけど、冷静に考えてみたら一度も観た事がなかった"天ラブ"。

「ゴースト/ニューヨークの幻」が1990年公開。"天ラブ"が1992年公開だから、この時期にウーピー・ゴールドバーグの知名度と人気は不動のものになったよネ。

ネバダ州リノのクラブで歌うシンガーのデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は、ネバダ一帯を牛耳るマフィアのボス・ヴィンス(ハーヴェイ・カイテル)の愛人。運悪く、彼が裏切り者を殺害する現場を目撃してしまい、追われる身に。警察に駆け込んだ彼女が、証人保護プログラムによって匿われたのはサンフランシスコの女子修道院だった—— 。

素行も悪いし、口も悪い。
そんなデロリスが、"シスター・メアリー・クラレンス"の名を騙り、修道女として厳格な暮らしを強いられる様子が痛快。

修道院長役のマギー・スミスと馬が合わず、先行き不安な修道院生活。とは言え外に出てしまえばマフィアに命を狙われる。

そんな場違いな彼女が、修道院で与えられた新たな役目は、下手くそな聖歌隊の歌唱指導。

聖歌をポップに!ロックに!ゴスペルに!

無理だ無理だと言いながら、聖歌隊の指導に楽しみを見出し、修道女達も"シスター・メアリー・クラレンス"に信頼を寄せていく。

修道女の皆さんも個性豊かで、楽しくてニコニコしちゃう。

何せ成長した彼女達の聖歌の歌声が素晴らしい。それに尽きる。

終盤は90年代らしく、ドタバタコメディへと展開し、最後まで飽きさせない。尼さん達が集団で走っていると、何故だか妙に可愛らしい。観終わったら心がほっこり温まる。そんな作品。

これはいつか続編も観よっと!

僕は1作ずつレビューを書かないと、前作と続編の内容がごっちゃになりそうになるので、2作目のレビューは随分先になりそうだけど。