skgc

ソハの地下水道のskgcのレビュー・感想・評価

ソハの地下水道(2011年製作の映画)
3.9
そうだよね、と思った。
ナチスでもなければユダヤでもないポーランド人たちの立場への共感とともに、彼らの密かな優しさと保護が沁みる。
ドイツに従わなきゃならない建前があるし、上からの命令に堂々背くには無理があるものの、ユダヤの人々を傷付けたり追い出したりする理由もない。
けれど、助けるにはリスクが伴うし、そのリスクには自分以外の命まで付随する。
表立ってはなにもしてやれないものの、きっと影での微力がたくさんあったんだろうと思いました。

主人公ソハの行動は、最初は利害関係の元の金銭を求めたものだったけど、14ヶ月という歳月の中で、ソハ含め匿っていたユダヤの人々も互いの認識を変化させていく様が良かった。良かったとしか言葉が浮かばない。

ラストシーンは泣きかけました。
skgc

skgc