短評
ケロロ軍曹劇場版第5弾にして、現時点で最後の劇場版。
二本立て形式の一作なので、上映時間は80分未満と短め。
知らない間にアリサちゃんとかいう魔物狩りが出てきていてTVシリーズの割と序盤でリタイアしていたことを痛感した。熊本発のアニメだっただけに勿体無いことをしたなぁ。
ストーリーは至って普通。というより、イースター島も苦笑いしそうな内容である。モアイを守りし精霊という設定はまだしも、モアイのあの凹んだ目元から眼球がギョロっとみえる瞬間は完全にホラーである。
水に弱い設定の敵役のアクアクも、冒頭荒天の中ケロロと冬樹を追い掛けているシーンがあり、明らかに矛盾している。突っ込み所満載だが、サンライズの本気も垣間見える。銀魂以外で、それも銀魂以上にモビルスーツの再現度が半端ない。
どんなに悪い奴でも皆仲良くという普遍的なメッセージを、モアイを利用して描いたケロロ軍曹劇場版でした。