desperadoi

拳銃王のdesperadoiのレビュー・感想・評価

拳銃王(1950年製作の映画)
3.0
グレゴリー・ペックが凄腕の早撃ちガンマンとはやはり無理があるのでは。『大いなる西部』を観た後だからという訳ではないが、平和主義の人格者にしか見えない。正当防衛でやむなく殺してきたとの設定も苦しい。口髭を蓄えて精一杯それっぽく見せているとは言え、劇中のキャラクターにもタフには見えないと評されているのには笑った。ただ悪党との対決に向けての(ほぼ)リアルタイム進行は『真昼の決闘』に先駆けているし、殺し殺されという暴力の連鎖も当時としては斬新なテーマではないだろうか。
desperadoi

desperadoi