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惑星ソラリスのUSKのレビュー・感想・評価

惑星ソラリス(1972年製作の映画)
4.7
ラストが全てを面白くする。まるでユージュアルサスペクツのような作品。いや「惑星ソラリス」の方が遥かに偉大な作品です。
約三時間あり終始眠たくなるような雰囲気を醸し出しているのですが、本作は眠すぎて意識が朦朧とした状態で観る映画だと私は考えております。

主人公である心理学者のクリスは海と雲に覆われた惑星ソラリスを探索中の宇宙ステーションとの通信が途切れたことから、調査のため派遣されるのだが、宇宙ステーションに到着したクリスが目にしたのは、自殺した友人の死体、いないはずの人物、そして昔死んだはずの妻。しかしそれらはソラリスの海が作り出す具現化された人の潜在意識である。一体何が本物で何が作り上げられた物なのか。

とにかくラストの演出が凄い!派手なラストではありませんが、今を生きる自分について考えさせられます。
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