1938年 新興京都 モノクロ 64分 スタンダード
＊ホワイトノイズ、コマ落ち等あり

市川右太衛門の代名詞とも言うべき、「旗本退屈男」映画の1930年の古海卓二監督による第１作から数えて第９作。

悪役はいかにも悪人らしい人相の役者が演じ、総じて手だれた安定感のある演出だったが、逆に言うと、右太衛門の演技含めて想像していた通りの「退屈男」の世界が展開するだけで、観ていて驚きや発見はなかった。

まぁ細かいことだが、退屈男の屋敷がやたら立派で、京都粟田口の青蓮院門跡の門をロケ地として使っていた。

そりゃそうだ。
天皇家の兄弟が門主をつとめる宮門跡の御門なのだから。

《参考》
＊1 「旗本退屈男」で検索
ja.m.wikipedia.org/wiki/

＊2 酒と映画と歌と、　Aug 21, 2007
今日の一枚、その３４、市川右太衛門、宝の山に入る退屈男
plaza.rakuten.co.jp/roberobe1963/diary/200708210000/?scid=wi_blg_amp_diary_next

＊3 映画じゃなくても語れるよ？
退屈にもほどがある『宝の山に入る退屈男』
2013/07/12 10:42
blog.livedoor.jp/basedonfacts/archives/67914156.html

《上映館公式ページ》
京都文化博物館
熱狂！チャンバラ・スターの時代　甦る伝説の六剣聖
2024.7.2(火) 〜 7.31(水)
www.bunpaku.or.jp/exhi_film_post/20240702-0731/

新興キネマの「退屈男」。右太衛門の「退屈男」は30年（右太プロ）から始まっているが、本作は9作目。

　当時の人気シリーズだから当然っちゃ当然だけど殺陣が凝ってたなー
　高山廣子さん演じるバットマンに対するロビン的な弟分もわりと活躍してたのが面白かった

　/国友和歌子さん演じるヒロインが助けられるだけに終わらず、退屈男にサポートされつつとはいえ自分の力で父親の仇をとってたのも好印象だった