面白かったのは面白かった。ずっとメインの登場人物たちが行動を共にしていたので観やすかった。映像がリアルだった。CGとかがなく、セットでやってるので、すごい臨場感。また、カメラもゆっくり揺れていて本当に船内感を感じた。
ただ、話の展開はあまりなく、その都度ぶつかる壁を乗り越えていくだけ。また、わがままな人とか裏切り者とか気が触れたような人もいなかったので少し残念感はある。
しかしその分、人の脆さ、死というものの近さ、命の尊さ、そして人の心の強さは感じた。あんな状況でも、あんな状況だから？冗談を言えるって人間の心ってよくできてると思う。そして、ほとんどがどうしようもない、災い、事故としか言えない亡くなり方。エンディングもなんとも言えない、そうするのが最善だよねって感じ。
時代などを考えてもパニック映画のベースになっていると思うので、そう考えると凄いよね。なんか観たことあるようなシーン結構あったもん。後世に影響を大きく与えてるし、作品そのものとしても凄いと思う。
蛍の光って日本の曲じゃないの？と思ったら別れのワルツって曲もどちらもスコットランドの民謡を原曲としているのね。また一つ勉強になりました。毎日お勉強させていただいております。
これも音楽はジョンウィリアムズなのね。彼って暇なの？
