GaPTooth

ポセイドン・アドベンチャーのGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

M3.6の地震で海底に大規模変動が起こり、27mの津波に襲われて!ポセイドン号転覆!

新年を祝っていた乗客たちは、パニックのあと自分の身の振り方の"決定"を迫られることになる。

「待てば救助が来る」と言うパーサー。

上(実際には床)の出口を指し「"唯一の救い"だから一緒に行こう」と勧めるスコット牧師。

大多数は、ポセイドン号のパーサーを信じて動こうとはしない。

神の律法ではなく、イエスが制定された原則に従って生きることを説いた為に、懲罰でアフリカへ左遷されるほど破天荒なスコット牧師に従ったのは、船員のエイカーズ、ローゼン夫妻、ロゴ警部補とリンダ、ジェルビー姉弟、バンドボーカルのノニー、そしてマーチンの9人。

はい🙋10人の脱出劇がスタート。

スコット牧師が、イスラエルをエジプトから救出し導いたモーセのごとく、9人を従えてポセイドン号の内部を導いていく。

途中、エイカーズが換気塔に落ちて死亡。
元水泳チャンピオンのベルも、みんなの為に(バプテストのヨハネのように)"道をつけて"死亡。

ベルは自分の体型を気にしていたけど、スコット牧師の命とみんなの命を救ったんだから。単なる太ったオバサンじゃないよ。

ベルの遺体に寄り添うマニーが涙を誘う。
孫たちの笑顔に会えるはずだったのにね。
一緒にシナイ山に行くはずだったのにね。

さらにロゴ警部補の最愛のリンダまでも転落死を遂げる。

そしてスコット牧師までも。
神に栄光を帰すことを忘れた為に、自らは救われなかったモーセと同じように、救いの直前で死亡。

破天荒な牧師だと言われていたけど、実際には①他の人を救いの道へと導いた②他の人のために自分の命を犠牲にした、という二点において『イエス・キリストの足跡(そくせき)に倣う者』だということを生き方によって示したスコット牧師は真のクリスチャンだったねo(T◇T o)

興味深かったのは、オタクゆえに船の内部をよく知っているロビンの存在。ロビンはヨシュアか...(=_=)ヤレヤレ.

1400人中6人生還。

【特典映像】の「舞台裏を探る」によると、10人のキャスト全員スタント無し。
危険なアクションも自分で演じている。
ベル役の女優さんは本当に水泳が得意なんだとか。
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