暗闇でドッキリカルヴェロ

ポセイドン・アドベンチャーの暗闇でドッキリカルヴェロのレビュー・感想・評価

4.0
「明日へ向かって」

パニック映画の最高峰と言える映画です
この頃のパニック映画は好きでした
出てくる人それぞれに人生があり明日があると信じている
皆んなが力を合わせ信念を持ち苦難の時こそ足を止めずに前へ進まなければ明日へは届かない

「愛のために戦え」と牧師は言う
でもそうではない、愛する者が無くても戦い続けなければならないのだ
私はこの「戦う」を怖い言葉だと思う
勘違いすれば他者を傷つけてしまうから、そうであってはならないと思うから
牧師の教えは過激な人にとっては危険な教えのようにも思えるが
この頃のアメリカを考えればアメリカ国民に勇気を与える映画なのかも知れませんが同時に間違った方向へ行きそうで恐ろしさもあるのかと思います

そして今もこの精神が強いのならこの先の世界はどうなるのか
この映画の真髄はラストの牧師の行動に現れているのではないでしょうか
そこに無情の愛を感じます
みんなで助け合って明日へ進んでいきたいものです。