暗闇でドッキリカルヴェロ

馬鹿まるだしの暗闇でドッキリカルヴェロのレビュー・感想・評価

馬鹿まるだし(1964年製作の映画)
4.4
「男はつらいよ」

白木蓮は御新造さんを思っての花
口はけっして出せない心の奥底にしまってある気持ちを彼は秘めているのでしょう
きっと周りから見たら丸見えなのかもしれませんが戦地から帰らぬ人に迷惑がかかってはいけないという心の持ち主でもありますよね
寅次郎の言葉にもあるように
「私は汚れている」と打ち明ける場面は涙を誘います
私の初恋の頃を思い出してしまいました
純粋に好きという心とふしだらな心が混在していたのでしょう
彼を馬鹿なんて言えやしない
寅さんの前から彼のような人がいたのですね