暗闇でドッキリカルヴェロ

ONODA 一万夜を越えての暗闇でドッキリカルヴェロのレビュー・感想・評価

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)
4.7
「消えた武士道」

小野田さんのことをすっかり忘れていました
1972年というと今からもう50年も前になってしまうのですね
今の若い人達は知らないでしょうし信じられない事実です
映画を見ないにしてもググってもらいたい!
あの時代はみんな狂ってたんだと思います
その命令を忠実に守り抜くのもあの時代までの日本人でしょうね
敗戦後一番変わった(変えられた)のは日本人の生き方のように思います
武士道を重んじて忠義を尽くす事が当たり前だったのでしょうがそれは武士に限っての話だったのに戦争に突入したら国の思想が届いてしまった国民はいつのまにか武士道的な気質になってしまったのでしょうね
アメリカ軍はさぞや恐怖を覚えたことでしょうね
でも、戦後まんまとアメリカにしてやられました
武士道を重んじる日本人って、今NOW見回してもさっぱりいませんよね
彼女や妻の言いなりになる男子の姿しか見えないし強い男子は何ハラくらいに扱われるしまつでしょ
今日本が攻め込まれたらあっちゅう間に降参でしょうよ
自衛隊は負ける直前まで実弾使えないし政治家は欲の塊だし日本男子は(私もふくめて)軟弱だしどことやり合ったって勝てるとは思えないですからね

あっ、ダラダラ愚痴ばかりで読まれてしまった方は許して下さいね
周りの方にも伝えて下さい「この人のレビューはほとんど映画の紹介はしないよ」って

小野田さん、映画を見ていると腹立たしさがほとんどでしたが彼の任務や命令に忠実なゆえの非道
とても彼を責めることも腹を立てることも筋違い
「あなたの戦争はまだ終わっていないのね」的な台詞もどうにも軽すぎる(無いけど)

やはり言葉はない方が伝わりました
とてもとても勉強になる映画を見たなと思います
こんな日本だった頃があったのですね