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わが命つきるとものNICEのレビュー・感想・評価

わが命つきるとも(1966年製作の映画)
4.0
トマス・モアの最期を描いた傑作。
宗教的な信仰というよりは、学者としての信念。

フレッド・ジンネマン監督作らしく、地味ながらもめちゃくちゃ良い映画。名脚本家、ロバート・ボルトの腕前も光る。

現代のモラルだとイマイチ共感できないというか、ピンとこない題材を見事に映画化してみせた。凄く賢い映画だと思う。

英国の繁栄という観点だけで見れば、ヘンリー8世の離婚(=アン・ブーリンとの結婚、エリザベス女王の誕生、イギリス国教会の誕生)は正しかったと言えるのかな?
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