すごく久しぶりに観た。
誰がなんと言おうと傑作。石川寛ベスト。
井川遥に板谷由夏、このふたりはこの時期が最高に好き。
危うさが滲み出る表情、佇まい、すべてが愛おしい。
その未来が余りに酷で、つらいけど。
だからこの二人の幸せそうなシーンは泣いてしまう。
仄暗い道の先にある希望をめざしてもがく6人。
ユキちゃんは脱落したんじゃなくて、勝ったんじゃないかとさえ思える。
じぶんにとっての幸せがどんなものなのか。
『 生きてることを...やめたいって思ったことある?
......俺は毎日思う。』
そう言う売れない喫茶店のマスターは決して敗者ではないし、じぶんの憧れの姿でもある(長塚圭史の醸し出す雰囲気が好きだってのもあるけど。)
西島秀俊は最近雰囲気変わってきちゃったけど、またこの時期のような役を演ってほしい。
暗くさせるような、それでいて励ましてくれる、じぶんになくてはならない存在の作品。