tokyo.soraの作品情報・感想・評価

「tokyo.sora」に投稿された感想・評価

私はこういう映画を求めてたんだな
やっと、遂にありつけた
でもこれは始まりであり
何度も咀嚼していくもの
反射光、ステッドラーの鉛筆、『きれぎれ』、コインランドリーの張り紙の文字、窓ガラス、屋内灯、キャンギャルの制服と風船、デニム、花瓶、入浴剤、カーテン、ランパブのライト、渋谷駅、空

観ていたらココリコ遠藤が出てきてその瞬間現実に引き戻されてしまった笑

一番好きなのはカフェの店長の会話の温度だった

終盤、音楽が流れ、走っていくシーンの開放感
空、最初の方は全然写さないんだよな

あまり映画とは関係ないが、区切りの付け方は気持ちいい方がいいよなと思った
ちなみにサントラは菅野ようこが書いている


https://music.apple.com/jp/album/tokyo-sora-original-soundtrack/218848451
堊

堊の感想・評価

3.5
ぼくはめちゃくちゃ好きです。菊地成孔が『ハッピーアワー』観て『keiko』思い出してたけどこれも言ってしまえばその系譜な感じ。
そーた

そーたの感想・評価

3.0
ほぼBGMが無く生活音が非常に印象的。
役者が出す言葉数の少なさと言葉の温度の低さが妙にリアルだった。

そこから虚無感を強く感じ、ラストシーンでは人の温かさを感じた。
特にこれって物語はなく、
東京に住む女性6人の生活が、
淡々と日々過ぎていく感じ。
ちょい役は結構豪華です笑

暇な休日の昼下がりに、
流してボーっと観るのがオススメ。
COCO

COCOの感想・評価

4.0
石川寛監督の好きだ、の前作Tokyo.sora。こちらも静かに長回してく雰囲気の作品。ラストが遣る瀬無い感じ…なので、好きだ、の方が私はお気に入りだったけど、この映画で見事長塚圭史に一時期強烈にハマったんである。女性キャストでは井川遥の可愛さがほんともうきゅーんて感じでした


誰もが人生というドラマの中で、主役はって生きている。
それがハリウッドみたいに劇的なドラマでないとしても。

観た直後の感想
tokyoのsoraの下で暮らしている6人の女の子達の物語。
彼女達の人生は、
非常に慎ましやかで、ありふれた人生だ。
そんな人生に焦燥感や倦怠感を覚えても、
それでもなお明日へ向かっていこうとする女の子達。
バラバラに生きている女の子達の人生が、
tokyoのsoraの下に鮮やかに集束していくラストに心が震えます。



女の子ってのは、
脆そうでいて、実はどうしたって揺るがない強さを持っていると、
私は思います。


キーパーソンの一人、
喫茶店のマスター役の長塚圭史が秀逸。
eye

eyeの感想・評価

3.7
"tokyo.sora"(2001)

東京に暮らす6人の女性の物語

まるで『呼吸しながら現実に生きている』よう

もの凄く静かで
ひたすら寂しさに包まれてる

ときに空が明るかったり曇ってたり

馴染めなさからくる孤独感
不安感や絶望感を抱えつつ

日常に押し潰されそうに
なりながらも必死に生きてる

それぞれの表情が
空の色と掛け合いながら変わっていく

そこには空気の重厚感もある

何かの始まりや
終わりをも感じさせる

遠くに感じることもあれば
近くに感じることもある

まるで抽象画のよう

はたまたカメラで例えるなら
ポートレートのよう

被写体にピントがあってる

6人それぞれが役を

"演じる"ということよりも

役そのものに

"一体化"してる

そこに流れる感情も
あたかも自分のように映し出される

日常の何気なさや些細な雰囲気が
静かに淡々と描かれ

それをこちら側が
覗いているような錯覚も起こす

彼女らが過ごす時間の中に

共有できることもあれば
過ぎ去って行ってしまうものもある

余白がやたらに目立つキャンパスにあえて即興性を組み込み

瞬間のアートとして描き
不思議な輝きがある

必要以上に言葉を使わないことで

背景や環境音を用いて
説明してるようにも思える

その瞬間の連続には
暖かさや冷たさなど温度感もある

断片で作られたシーンの解釈は
自由で表現も自由

イマジネーションを感じさせる

先の見えない様子はときに
退屈さや戸惑いを生み出す

一方で喜怒哀楽を
自由に表現できる

だからこそ表情の変化
自然体である様子を感じ取れる

強い色よりも優しい色を使うことはそれが幸せに近づくとも思える
静かで素人臭い映画
恋心を抱いている女の子が生々しいな
西島秀俊がエロい
自分には無理だった
所々とても素敵な描写があったからこそなおさらうーん
こういう作り方もあるんだなとは勉強になる
東京で暮らす20代の女性6人の日常を静かに描く作品。それぞれの登場人物が密接に絡んでいくわけではなく、ワンポイントで特定の場面でのみ接触するようになっており、ドラマティックな展開はないながらも、自然体に近い、生の女性の不安と孤独を映像美とともに伝えようとしている。
6人の女優(板谷由夏、井川遥、仲村綾乃、高木郁乃、孫正華、本上まなみ)に、ずばぬけた演技力を感じるわけでなく、どちらかというと素人臭さを感じるといったほうがいいのだが、その初々しさのようがやわらかい映像に栄えているのだ。それぞれの秘めた恋心、孤独、寂しさを彼女たちからカメラで吸い取ろうとしているようで、それは彼女たちの表情からよりも、皮膚からその空気を吸い出しているような感じだ。

物語における大きな展開はヨーコ(板谷由夏)とユキ(井川遥)が絡む1つのみで、後の4人についてはただただ静かに流れていく。とくにウェイトレス(高木郁乃)とマスター(長塚圭史)のシーンは大きな動きもないながらも、一つ一つの日常の中の何気ない会話がとても新鮮だ。
映画として成り立っている作品なのだが、メッセージも作りこまれた脚本もなく、映画としての面白さというよりも、長編CFと言ったほうがしっくりくるような空気がある。全体としてアンニュイな物悲しさがあるものの、どことなくやさしい東京の空を見るような爽やかさが後に残る。
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