老人XY

キューティ・ブロンドの老人XYのレビュー・感想・評価

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)
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良い奴とか勇気ある行動とか、フィクションではありふれてるかもしれないけど、そういうものに触れられて、なんか、なんというか元気になった。
視野がギュ~~ッと狭くなってて、世界がクソに思えてそれ以上に自分がクズに思える時に、こういうのに出会えるとすごくホッとする。
見た目で言ったらリース・ウィザースプーンよりセルマ・ブレアの方が断然好きなんだけど、今回は主人公の魅力が圧倒的だった。でも、自分の過ちに気付けてすぐ謝りにいけるヴィヴィアンも嫌いじゃない。思い込み激しくて嫌な奴だけど、自分に嘘をついてないから。

高い所にある本に手が届かなくてピョンピョンしてる主人公を見かねて、背の高い男子生徒がひょいと取って渡す。それに対して主人公は「ありがと!」と明るくお礼を言う。なんでもない、全然ストーリーに関係ない、そんな一瞬のささいなやり取りに泣きそうになった。たぶん疲れてる
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