久七郎

キューティ・ブロンドの久七郎のレビュー・感想・評価

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)
4.5
ずっとまたもう一度観たいと思ってた本作へ🤩

U-nextってほんと、なんでも入ってて、スゴイな😊

公開当時は、アメリカのバービー人形的なステレオタイプのラブコメと思っていたけれど、近年のリース•ウィザースプーン自身のコメントとかを読んでみると、見え方が変わった作品。

「バービー人形的な美人=頭が悪い」

そんな偏見に対するメッセージを、近年のリース自身も、物申していて、本作の中でも、当たり前のように差別を受ける。

それをめげないポジティブさ、真っ直ぐなピュアさ、情熱で、打ち勝っていくストーリー。

いや、しかし、リース•ウィザースプーンの一挙手一投足の全てが可愛いすぎて、あらゆる意味で「注目」されるからこそ、偏見とか差別が露骨にある。

それでも、「自分らしさ」を失わずに、進み続ける姿は、ある種、リース本人にも通じるのでは?

単なるラブコメと見るか、
ジェンダーバイアスの作品と見るか、
小難しく考える必要なく、素直に楽しく観た先に、ジェンダーバイアスのことも、腑に落ちる作品です。

恵まれた容姿で目立つからこそ、受けるバッシングの勢いが凄まじいのは、万国共通なのかなぁ。

人それぞれ、人生いろいろあるのに、勝手な差別や偏見は良くないゾ!

久しぶりに観たいと思ってた理由は、そこだったんだなぁ。

主人公がポジティブキャラだからサラッと観れるけど、ここまでイジメやセクハラを分かりやすく描いて、それをキャラ突破していくところ、そして、リース本人のキャラが合間って、何気にリアリティがあって、とっても良い作品だと思います😊
久七郎

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