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菊次郎の夏のfilesのレビュー・感想・評価

菊次郎の夏(1999年製作の映画)
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ロードムービーだから物理的に大移動をしているのに、精神的には限りなく閉じた世界にいるような、ふしぎな映画。
旅とは、まだ見ぬ誰かや何かに会って成長するためのものではなく、ひたすら自らと向き合うためのものなのかもしれない。

正男と菊次郎はただ一緒に旅をした。好かれたいとか甘えたいとか、2人の間に余分なノイズはなく、ただ同じ体験と感情を共有した。まるでみているこちらも一緒に旅をした気分になった。
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