filesさんの映画レビュー・感想・評価

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

★しっかりネタバレしてるので、未見の方はここでSTOP★

いろんな映画を観たら、俯瞰視点で美しく評する感性が磨かれるかなと1年間がんばってきましたが、悲しい哉、私は高橋側の人間でした。本当に、悲しい
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雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

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小学6年生が主人公の物語ですが、
子どもには高校卒業してから見せたい
昔、子どもだった大人向けの映画だから

映画としては良き
ただ、知らないほうがよい世界もあるのよ

湯道(2023年製作の映画)

-

お風呂のシーンが心地よい
橋本環奈の求心力に圧倒されました

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

作品に愛があるキャストとスタッフが作ったと分かる。
鈴木亮平さんと森田美智さんはまさに獠と香。森田さんは「虎に翼」と真逆のキャラだが違和感なし。これからが楽しみ。

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

-

驚いた。
タイトルからずーっとアイドル映画だと思っていた。無知で過ごしたウン十年を悔いた。ポップさのかけらもない、映画らしい映画。OPロールでゾワゾワする。何が始まるんだろうとじっと見入ってしまう。
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.0

良かった点
・海外の風景
・カメラを持つ春
・春の妹
・バーのタスク
・エスカレーター上がったときの藤代
・後半の弥生
・ペンタックス(最後の裏での振るまいに拍手!)
・エンドロールの藤井風

いまい
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ある男(2022年製作の映画)

-

観たかった作品をやっと観られた。豪華俳優陣に、最近話題の坂元くん、河合さんも出ています。

—-

この映画の登場人物がやったことは特殊に思えるだろうか。
そうは思わない。

過去が消えるなんて、自分
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ゴジラ。
日本を襲う天災の象徴。
倒しても倒してもやってくる。
マイナスからゼロに戻す、の繰り返し。

ストレートな物語なので、ストレートに反応しました。繊細な物語に細かく感想をつける時もあるんですが
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.2

シネマスコーレで観た。
この映画は確実にそう言わなければならない。
シネマスコーレの席は背もたれが心地よく、映画をリラックスして観られます。
家のソファよりも居心地いいと思います。
と、映画館のセール
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

-

半地下。地下よりもタチが悪い。
まだ光と空気が少しだけ入る幻想があるからだ。映像をみているだけなのに息苦しさがずっとあった。

もし、彼らが、棚から落ちてきたぼたもちを手にしたらすぐにやめて、身の丈に
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

-

ふわ〜っと見られた映画だった。
なんていうか、マフラーみたいな、一つ一つの網目は細かくて編むのがそれなりに大変だけど、全体見渡すとふわ〜っとした感触になる映画でした。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

日々抱えている、重だるい感覚。時々、外に雪崩のようにあふれでてしまうのが、イライラだったり、発作だったりする。
自分の中にもう一つの獣を飼っているようで、こちらがおだやかなときは飼い慣らせるのだが、つ
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赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

3.8

ミニシアターで観たんだけど、これ、ミニシアター向けの映画かな!?
面白いし、泣けるし、ザ・王道のラブストーリー。久しぶりにすがすがしい涙だったわ。情報過多で疲れた時は、こういう涙でデトックスしたい。
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

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「とにかく見とけ」映画のパート2。
アクションが気持ちよい映画は、メジャーマイナー関係なく、ちゃんと続編ができるんだなと実感。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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私の中で「とにかく見とけ」映画の一つだったから早く履修したくて、無事観られました。
説明はいらない。

罪と悪(2024年製作の映画)

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強者が弱者に対して、自分の強さを誇示するためにふるう力。
弱者が強者に対して、傷つけられるのを守るためにふるう力。
どちらの矢印だろうが、暴力は罪。
でも、その罪はイコール悪なのだろうか。
そして、自
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

撮り方が美しく、役所さんの演技がすみずみまで絵になっていた。ルーティンをこうも茶道の所作のように美しくできるのは見習いたい、全力で。明日からがんばろうという気になる。

それだけなら満点なのだが、空々
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

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思春期は、様々な価値観にふれて成長すべき、多感な時期なのに、一種類の人間関係の中で完結してしまうジレンマ。たかが学校と言えたらどんなにいいだろうか。

いじめられっ子は身を削りながら様々な葛藤と向き合
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

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主役の2人の圧倒的絵になる感。まー美しいです。

ただ、舞台の豪華さに気をとられてしまって、坂元節に集中できなかったのでこの点数です。繊細なセリフより、ステレオタイプな脇役のキャラの方が豪華客船にはハ
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

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今の邦画を観ていて、時々、若かりしオダジョや柴咲コウに演じてもらいたくなる時がある。強い個性が欲しくなる。そんなヲタクの夢を体現した映画。今の邦画にはよくある雰囲気だけど、約20年前でこのテーマに、こ>>続きを読む

AIM(2021年製作の映画)

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古くは、画家、小説家、ミュージシャン、少し前は芸人、そして今どきはゲーマー。身内に反対されがちなアート系職業という、映画のフレームワークが王道だから、意外とすんなりと見られました。

Vtuber渚(2019年製作の映画)

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短編のお手本のような映画。
繰り返しみたくなる不思議な中毒性。

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

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タイトルの、LOVE LIFE。
「愛ある人生」なんてにこやかなものではなく、「人生を愛せ」という命令形だったんだな。

登場人物は、大事なシーンで視線も声も一方通行。無視する・無視される時に湧く感情
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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おもちゃ箱をひっくり返したような映画。おもちゃで遊べなくなった大人は、叶えきれなかった夢の代替品にお金を払い続ける。自分で作れない人間は買うしかないから。

きっと私たちの財布の領収書の束にもいくつも
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

★おもいっきりネタバレなので、未見の方はここでSTOP★

「母が理由なく消えた」と話す花子に、「映画にするなら、観客が納得しやすい理由を付ける必要がある」と答えた助監督の荒川。
そして、最後の方で、
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

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面白い。
王道なんだけど、どこか王道じゃない。
恋愛は、付き合う&別れるというターニングポイントに至るまでのプロセスこそが一番楽しい。
人間関係を、重苦しくなく、ライトに描いているので、平日にみても大
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遊撃 映画監督 中島貞夫/遊撃〜「多十郎殉愛記」外伝〜(2021年製作の映画)

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練習着の高良さん、良き。

中島監督が魅力的で、周りのキャストやスタッフも生き生きとした表情をしている。
そのため、メイキングの今作が、多十郎本編の長さまで達し、面白さを超える妙。色々考えさせられます
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

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漫画の実写化は色々言われがちですが、この作品(ドラマと映画)は、漫画の叙情的な世界を菅田くんとテレビドラマスタッフでポップに加工することで、魅力をより多くの人に届けられるようにした、貴重な成功例だと思>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

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綺麗な映画だったな。
騒がしくなく、どこかずっと夢の中にいるような没入感があった。映画館で観られてよかった。

没入感を得られたのは俳優さんの演技力によるところが大きいから、映画の質を保つにはこのキャ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

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イチャイチャしているが、ふしぎと動物的ではない。言葉と言葉で意思疎通する人間だから起きる、葛藤の数々。
見終わると「人間関係のこじらせなんてきっと治らないな。でも、そんなもんだ。」という境地になぜか達
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

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ネリは魔性の女。
俗に言う「魔性の女」は色気で男性を虜にするイメージだが、そういうタイプじゃない魔性。自分の行動原理には男性が全く入っていないのに、周りの男性は全て彼女を中心に動き、彼女に近づこうとし
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Winny(2023年製作の映画)

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違法動画は作るのも見るのも利用者責任と、アメリカンにしっかりボーダーラインを引くことで、莫大な富を築いたYoutube。天才だったのにもかかわらず、自分だけで全て背負ってしまったので、エンジニアとして>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

貴方は偏見の誘惑に耐えられるか?

映画館の扉を開けると、そこはめくるめく偏見の世界。部落、朝鮮人、ハンセン病、政治思想という分かりやすいキーワードだけではない。軍人、教師、庄屋、小作農といった旧時代
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狂った野獣(1976年製作の映画)

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おもろっ!70年代の映画の知識がなかったから構えて見はじめたのだが、ふつうに面白い!Youtubeの動画を連続再生して1時間浪費してしまうくらいなら、この映画で1時間思いきり笑ったほうがいい。

銀行
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Gメン(2023年製作の映画)

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少年漫画原作と侮るなかれ。実にテンポの良い爽快なアクションでした。
「なぜ大人の俺らが?」と出演者の方々は思ったでしょうが、これが大正解のキャスティングだった。リアルの高校生だったら鋭すぎて危なっかし
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