そろそろ

菊次郎の夏のそろそろのネタバレレビュー・内容・結末

菊次郎の夏(1999年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

たけしと主役の子の、どこか投げてしまっているような目。そんな虚ろな目をした同じ境遇の二人が、浜辺で見つめ合うシーンがとても良かった。
たけしは説教臭いことを全く言わない。それどころか不道徳な面ばかり見せる。最後にありがとう、ごめんな。とだけ伝えるところで泣く。
あまりにも有名な劇伴はそれ単体で情感が過ぎるくらいなので、劇中はほぼ無音で、エンドロールで流すだけでも良かった気がする。雨の中のバス停や、母の現状を見たたけしの姿など、その佇まいだけでぐっとくるから。
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