児童文学原作の本作。ナニー役のエマ・トンプソンが脚本をつとめている。
コリン・ファース演じるお父さんには7人のいたずら好きの子供がいる。ナニー(子守り)が来るが子供たちは悪さをしては次々追い出してしまう。そんな子供たちにお父さんは手を焼いている。
(ネタバレあります。)
今日も子供たちは新しいナニーを追い出してしまう。お父さんは怒って「もうお前たちは手に追えない!1人で育てることは出来ないっ!」と怒鳴る。
「パパは再婚の事ばかり考えて僕たちの事は放ったらかしだ!本だって読んでくれなくなった!話も聞いてくれないじゃないか!」とトーマス・サングスター演じる子供。
あらま、コリン・ファースにエマ・トンプソンにトーマス・サングスターですって?!🎦ラブ・アクチュアリーに出てた人ばかりじゃないの!何だか嬉しいなあ。🎦ラブ・アクチュアリー大好き!
悪さばかりしている子供たちを優しく世話するのはメイドのエヴァンジェリン。ケリー・マクドナルドが美しすぎてメイドというよりお嬢様!
そこへ新しいナニーがやって来る。エマ・トンプソン演じるこのナニー、実は魔女。というか魔女であることを隠してはいない。諸に魔女の格好してるし。笑
今まで来たナニーを散々てこずらせて来た子供たち、当然この魔女ナニーにも反抗するが何せ相手は魔女だから歯が立たない。敢えなく降参。魔女ナニーの言うことを聞きながら学んでいく。
魔女ナニーが導いたのは子供だけではない。お父さんも成長して行く。
再婚に躍起になっていたお父さんが見つけた相手が家にやって来ることになった。子供たちは反対なので何とか相手を追い返したい。
あの手この手でいたずらを仕掛けて追い返そうとする。子供たちのいたずらを見つけては再婚相手に気付かれないように阻止するお父さん。コリン・ファースがおかしい。ププッ。笑
お父さんが自分を守るためにやってると知らない相手はお父さんの態度にとうとう怒りだして帰ってしまう。
お父さんは子供たちを集めて言う。
実はお金がなくてこの家を売り払わなくてはならない。今まで援助してくれていたおばさんは僕が1ヶ月以内に再婚しなければ援助を打ち切ると言っている。それで再婚するつもりだったけど駄目になってしまった。住む家がなくなりお前たちは養護施設に預けられてバラバラになるだろう。そうならないようにしたかったのだけど…。もう手立てがない…。
お父さん、それならそれと子供たちに言ったら良かったのに!子供たちはお父さんが自分達に見向きもしなくなって寂しかったのですよぉぉお!再婚相手に夢中で自分達は愛されていないと思っていたのですよぉぉお!
子供たちはお父さんの気持ちをやっと理解した。さあ大変!このままでは家族バラバラだ!
魔女マニーに助けを求めるが魔女マニーは「どんな結果になっても結果を受け入れる覚悟がありますか?」と問う。「ある。」と子供。「それならば自分の頭で考えなさい。よーく考えるのです。」
子供たちは再婚相手に謝りに行き「悪いのは僕たちでパパではない。僕たちが貴方にいたずらをしようとしてパパは貴方を守ろうとしていたんだ。」
そこにお父さんやって来て再婚相手に謝る。再婚相手はお父さんに駆け寄り「子供たちから聞いたわ。私の誤解だったのね。私の聞きたいのは謝る言葉ではないわ。さあ言って頂戴!」お父さんはプロポーズ
結婚式。
牧師さんの前で新婦を待つ父。新婦がやって来た。
父はこれで良かったんだという顔。それを見つめる子供。「頭で考えて。」マニーに言われた言葉が蘇る。自分達のために愛してもいない相手とこのまま結婚させて良いのか?自分でしたことの結果はすべて受け入れなければならない。どうしたらいいのか。考える。考える。
そして子供が出した結論。
【ここから先はラストまでの完全ネタバレ。未見の方はご注意!】
やっぱり父を犠牲には出来ない。子供は結婚式をぶち壊す決断をした。 ケーキの投げあいになり無茶苦茶になり再婚相手は帰ってしまった。
今まで一家に援助をしてくれていた叔母さんは「再婚出来ないから援助は打ちきりね。」と言う。
子供が言う。「いいえ。結婚します。」メイドが呼ばれる。「パパを愛してる?」「はい。でも身分が違いすぎる…。愛してます!」
「パパは彼女を愛してる?」「ああ、でもそんなことは許されない。… … 愛してる。」
にっこり微笑み合う2人。牧師により結婚式が執り行われる。マニーの魔法で花嫁は美しいウェディング姿。メイドが大好きな子供達はもちろん大喜び。 完