大人には子供に言えない事情があり、子供にもまた切実な願いや祈りがある。全ての言動には必ず理由がある。何かを伝えたくて問題行動を起こすものであるから、大人はレッテルを貼ることなく、きちんと寄り添って耳を傾けて拾い上げなければならない。
子供を思うがあまり、それはつまり世間一般的な幸せを享受させるために大切なことを見失いがちだが、一番大切なのは一緒に時間を過ごすことなのよなあ。
このコリンファースはみっともなさ過ぎる！こんな父親は嫌だわ。。財力がないからといって自分でどうにかすることを考えませずに他者に依存しまくり。そんな境遇を嘆きつつも仕方ないと諦めて打開しようとしない。金のためなら何だって犠牲にする、そんな父親の姿を子供達が喜ぶと思うのか？？？子供に気を遣わせすぎだし、そうやって自分の心に嘘をつき続けるこの家庭には病理が巣食うことは間違いない。
一方、エヴァンジェリンは自分で学を身に付けることで自らの境遇を乗り越えようとする。これこそが親としてのあるべき姿なのでは！
親子関係があまりに希薄に感じるほどなのだけど、それでも子供は一途に親を愛する。
教養があるかないかに拘る人間というのは、他者の評価や立場やスペックにのみ興味があり、そうした人間に媚びるだけであって、そうやってでしか自分を守れない愚かさがある。だけれど、きっと教育とは、自分もそうだけれど誰かを守れる様になるための過程なのだろうなあ。あと、相手の幸せを心から願い喜べる人間になる、その精神を育むための。
心から人生を共有したい人と添い遂げること、愛は身分も何もかもを超越すること、何よりも愛が全てであること、それを身をもって示すのが親の役目なのだ、うん！
