唯さんの映画レビュー・感想・評価

唯

映画(762)
ドラマ(1)

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

2.0

やはり長澤まさみと森山未来くんのカップリングで観たかったし、予想通りオリジナルには到底敵わない。

オリジナル程の初々しさは無いけれど、コメディ要素は日本人向きかな(とは言え、全体的にごちゃごちゃとう
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

レオ様の、色素の薄い青い瞳は未だ健在。

スターとは、その大抵が幼稚でわがまま。
献身的なブラピとメンタル弱めのレオ様は、管鮑の交わりの様(私は、この語源となった管仲と鮑叔の間柄は、共依存のずぶすぶな
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ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)

3.6

想いや心を通い合わせる手段として、その営みを顕在化させるものが踊りの原点。
肉体のみならず、心が躍っていないと真のダンサーにはなれない。

クラシックバレエはどこまでも美しいが、形式的規律的であり、ど
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あん(2015年製作の映画)

4.0

食べ物の撮り方にとても気を配っている。
どら焼き作りのシーンは、そのほくほく感と美味しさとがひしひしと伝わり、ほっぺたが落ちそうな感覚に。
それだけで幸せになってしまうほど。
餡作り中の、労働中の希林
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

恐らく、才能とはただ持っているだけでは駄目で、その活かし方を知らないといけないと、時に足枷にもなる。
活かし方を心得て初めて身に付いたと言えるし、それまでは大人の導きが必要となる。
天才少女メアリー(
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.5

人間誰しも、素晴らしい一面を必ず持っている。
嫌なところに執着するのではなく、素晴らしい箇所に目を向けること。
それを心得ていることこそが人として素敵なことのはずだし、自信を授けてくれる。
自信に満ち
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.2

貧困は連鎖する。どこまでも続く。

貧困家庭で育った者の多くは、大人として生きる術を知らない。
所謂真っ当な大人を知らないからだ。
子供は親を見て育つし、鳶から鷹は生まれない。
ヘイリーも子供の前では
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.5

息子ニックの、駄目な自分を受け容れられない人間らしい弱さが手に取る様に解ってしまう。
意志や意向・やりたいことが二転三転する辺りも私とそっくりで。
根は優しく真面目、だからこそ、より良い自分で在りたい
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クーパー家の晩餐会(2015年製作の映画)

3.4

世界中の人々の心を無条件に浮き立たせるクリスマス。
同時に、幸せの押し売りによる笑顔の要求という側面も持つ。
しかしながら、本来なら目が合っても通り過ぎるだけかもしれない人達が、一期一会的に心を通い合
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.1

PC1台スマホ1台に全てが詰まってしまっている現代。
それを開くことで、持ち主の個人情報のみならず、本人の興味関心や趣味嗜好、生き様から人格、延いては生涯を辿ることすら出来てしまう。
冠婚葬祭のスピー
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ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

3.5

学生時代のきらっきら感や自由さは失われ、現役時代を懐かしく恋しく思う引退世代。
それは、狭い場所から広い世界へと放り出された時に誰もが抱く感情であって。
いつまでも同じ場所には留まれないのは哀しい事実
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.5

冒険心と勇気と想像力が、人生の花を咲かせる。

安定安心を求めるか、スリルと興奮を取るか、私達は屡々その選択を求められる。
人生は旅、旅は人生だ。
たった一度きりの人生、楽しんだ者勝ちである。
思い切
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

3.0

あの人だったらこんな感じかしらと、妄想を膨らませに掛かって来る。

多部ちゃんは可愛いのだけれど、綾野剛が常にニコニコと無駄に明るく優しく、こういうヘラヘラした男こそ危ない。
背中とんとん等々、諸々ず
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

5.0

音楽映画は数多くあれど、この最高の演奏シーンを超えるものが果たして存在するだろうか。
子供がキラキラ輝いていること、その姿を目にすることは、親にとってこの上ない歓びのはずで。
彼ら自身にとっても、皆を
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アラジン(1992年製作の映画)

4.0

表情・情感豊かなディズニーアニメは、いつ観てもそれだけで感激。
顔も声も無く、身体のみでも感情を表現する絨毯というキャラクターが特に、その可能性を示唆している。
色目遣いの描き方なども上手過ぎるよねえ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.3

バックステージもの且つ全編長回しとあって、業界人が推すのも納得。
これだけの尺を1カットで撮ってしまうとは、作り手の溢れる映画愛を感じる。
彼らの撮影時のスリルと緊張感と興奮を想像すると、観る側の集中
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.3

男尊女卑がまかり通った時代に於いて、女子スポーツ選手は競技以外の面でも闘いを強いられた。
男の、女をこき下ろす理不尽な屁理屈や偏見、取り敢えず褒めて煽てておけば良いという女性蔑視が余りにも腹立たしい(
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草間彌生∞INFINITY(2018年製作の映画)

3.4

日本人女性画家として60年も前に単身渡米した草間彌生の、道無き道を切り開く逞しさに驚かされる。
当時の彼女は、アメリカで美術史を塗り替えるという壮大且つ強固な夢と野心とに溢れ、渡米前、もっとより良い作
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.2

信じる心は誰にも奪えないし、決して脅かされるべきでない。
キリシタン弾圧の最中に於いても信じることを止めない姿を目にすると、当時の人々にとって神はどれだけ大きな存在だったか計り知れない。
恐らく彼らは
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.5

ダニエルは、男に厳しく女に優しい昔気質の元・大工。
シングルマザーのケイティも真面目で真っ当であり、志のある良き母であろうと一人必死に奮闘する。
そんな状況で、身近に家族以外の存在が一人でも居てくれる
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あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

4.0

ヨナを演じるチェソジンは、絶妙な丁度良い塩梅のたぬき顔。
落ちてしまいそうな大きな瞳を湛え、端正でいながら甘くてあどけなく、キュートな笑顔がぴったり。
ピョンヨハンとの絵面が綺麗で、それだけで泣けて来
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.3

福山雅治は、いちいち自意識が働いている動き方と鼻の下の長さが気になってしまう。
生気の無いすずちゃんの眼差しはお見事。

ドラマで描かれる熱血弁護士など、実際には存在しないのだろうなあと。
一つの裁判
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.5

私達は、性から逃れられない。

ロランスの、自己を否定し続けて来た人生や、カミングアウトに於ける不安・恐怖・葛藤・プレッシャー・期待を思うと、それだけで押し潰されそうになる。
自らのアイデンティティ獲
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.3

挑発的でアバズレ感たっぷりのオラオラ歩きをかますジュリアロバーツが新鮮。
品も金も学も無い者に世間の風当たりは厳しい。
一方のリチャードギアは、相変わらず優しい顔で色気たっぷり。
思い詰めるとピアノを
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ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.3

コミュニケーションが取れないと(言語が通じないと)歯痒さ・もどかしさを抱くが、我々は、言葉を介さなくともそれを補えるだけの想像力や表現力を持ち合わせている。
普通を前提として(自分と同じが当たり前だと
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.3

間宮祥太朗が、高校生役なのに仕上がり過ぎである。

直線的で単色塗りの様な高校生の頑なさが可愛らしくて。
まだ言葉を持っていない彼らの台詞一つ一つは、素直で残酷。
自分の存在の枠を自ら定めてしまいがち
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short cut(2011年製作の映画)

3.0

ワンカット長回しで撮りました!どや!という三谷幸喜の得意げな顔が目に浮かぶ。
創り手の心意気を感じたいなら、バードマンを観よう、ぜひぜひ。

冷え切った夫婦という設定であるが、この距離感にこの会話量、
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清須会議(2013年製作の映画)

3.3

これは最早、秀吉の秀吉による秀吉の為の映画ではなかろうか。
彼は、織田の家に留まらず、もっともっと先を見ている。常にてっぺんを目指している。
メリハリのある振舞というか、おちゃらけている様でありながら
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.0

自己否定の感情は、人を動けなくさせる。
人間の成分が自己嫌悪100%であるかの様なジェームズは、目も当てられない程に弱々しい。
しかしジェームズは、ボブという名の猫に愛され、必要とされる。
守るべきも
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テッド(2012年製作の映画)

3.5

テッドと共にいつまでも子供で幼稚なジョン。
大人になることを強制される彼だが、本当に好きなことや楽しいことだけにしか取り組まず、嫌なことは平気で放棄するスタンスは、自らの欲求に忠実で正直。
そして、め
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

5.0

人を愛することが 、男同士だからというだけで、 恥ずべき感情・不道徳的な行為と一蹴されてしまうことが哀しい。
結婚や子供を求めない同性間の関係は、とても純なものなのに。
許されない恋には、「それでも貫
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.0

癌患者であろうと、普通のティーンらしく我々と同じ日常を送っている訳で。
病人としてではなく、自分自身を見てくれる存在は如何に大きいものとなるだろう。
若くて素直で真っ直ぐな10代の恋愛は、大人になって
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.7

一つのことが波紋状に広がって、今この瞬間の世界が出来ている。
自分の行いが誰かの人生を少なからず動かしており、一つの小さな選択が物事を大きく変えてしまう。
全ての点は線で結ばれ、あらゆることが繋がって
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ロック・オブ・エイジズ(2012年製作の映画)

3.6

明るさと前向きさ・夢と希望に溢れ、活力と若さが漲るミュージカルらしいミュージカル映画!

既存の曲を用いたカタログミュージカルだが、そもそも歌というものはストーリーを紡いだ形なのだと、その豊かさを教え
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